+32万円ですが為替の恩恵が大きいです。
それでも久しぶりにS&P500を上回りました。
これから防御力が試される展開となりそうです。


今週の米国市場まとめ
パウエルFRB議長 議会証言
年内にあと二回の利上げがある可能性を改めて言明しました。
他の金融関係幹部も含めてインフレ退治にはまだ時間がかかることを強調しました。
市場はタカ派発言と捉えています。
欧州利上げ
イギリスは予想を超えて0.5%の利上げとなりました。
スイスも利上げです。
景況感の悪化の指標も続いていますが、インフレ退治を優先させることがはっきりしました。
中国景気対策
はっきりと景気が悪くなり、耐えきれずに利下げをしました。
不動産に頼った成長の軋みが表れています。
景気でなく、経済・潜在成長率の問題だと思います。
指導部はロシアのワグネル反乱をどのように眺めているでしょうか。
古来より庶民の反乱で政権交代をしてきた国です。
セクター別

全てのセクターで下落しました。
これまで調子が良すぎたといえるかもしれません。
特に不動産や素材など景気に直結するセクターが厳しいです。
半導体関連も景気減速と見て下げが厳しい銘柄が多いです。
相対的にディフェンシブ株の下げは少なくなっています。
今週の売買・損益
今週の売買はありませんでした。
円換算の株価は32万円の増です。
ただし円安で67万円のプラスになっています。
その影響を除くと35万円の下落ですね。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VHT(バンガード 米国ヘルスケア セクター ETF)
セクター別で一番良かったのはヘルスケアでした。
一時落ち込みが激しかったので、その反動でよいというのもあります。
VCLTバンガード 米国長期社債 ETF
利上げ警戒の中で、よく耐えています。
今後信用不安での下落がないか心配されます。
悪かった銘柄
IAU( iシェアーズ ゴールド トラスト)
引き続きドルが厳しい状況が続きます。
ロシアで政情が一気に不安定化しています。
週明けに高騰する可能性はあります。
持ち株の割合

極端な変動はないです。
少しだけVDC、VCLTなどがシェアを上げました。
特にバランスが悪いとは感じていませんので、大きくいじる必要はないです。
長期目線での投資方針
中国の経済状況と、ロシアの政情という二つの大きな問題が火を噴きそうです。
情報が少ない国ですし、今後の行方を完全に読み切ることは誰もできないでしょう。
投資には攻防両面があります。
防御力が問われる展開となりそうです。
防御力とは何かが、難しくなってくるでしょう。
ディフェンシブ銘柄を買えばよいというものでもありません。
現金を多く持てばよいということでもありません。
インフレ、デフレ、スタグフレーションなど、どのような状況になっても必要なものが一番多く得られる方法を考えなければなりません。
まとめ
不確実性が高い状況になっています。
だからと言って現金を持つことだけが防御力が高いわけではありません。
しっかりと防御力を高めたいです。