S&P500は金融不安と景気後退懸念で0.7%下がりました。
その中では為替の恩恵もありましたが、資産を分散しているだけ下落は少なかったです。
長期投資としては各懸念がどのように収束するかを見ていきたいです。


今週のアメリカ市場
FOMC
予定通り0.25%の利上げでした。
パウエル議長の声明ではインフレ退治を重視としながら、これで利上げ終了もあるような言い方の両方がありました。
金融不安
パックウェストなど具体的な金融機関の名前があがり、経営危機が取りざたされました。
政府、FRB、FDICなどの動きが激しくなっています。
良い方向にも、悪い方向にも大きく変動しそうです。
労働市場
インフレ継続に一番粘着性が強いといわれている労働市場ですが、今週も強い指標が発表されました。
新規雇用、失業率ともに好調です。
FRBが利上げ判断に迷うところです。
セクター別
エネルギーが最も悪かったです。
景気悪化の需要減退を見込まれています。
一方でハイテク関係が好調な決算とAIの話題で踏みとどまっています。
時価総額が大きく全体への影響も大きいので、市場全体が大崩れしない原因になっています。

今週の損益・売買
損益は+56万円でした。
新規購入
VDC(バンガード 米国生活必需品セクター ETF) :28万円
EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド):27万円
これも含めると株の持ち高は+111万円です。
為替はSBIの評価用為替を使っているのですが、実勢より約2%円安です。
その分のドーピングがあります。
これを除くと19万円のマイナスですが、S&P500に比べるとマイナスは半分なのでまずまず堅調と考えます。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
IAU( iシェアーズ ゴールド トラスト)
再び金が上昇しています。
金利が下がる局面ではもう一段の上昇が期待できます。
EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)
米国の金利が下がれば、ドル安基調になります。
その中で、欧州・日本の成長力は頼りにならず、弱い新興国は更に通貨が安くなる可能性があるとすれば選択肢は狭くなるのではないでしょうか。
悪かった銘柄
VCLT( バンガード 米国長期社債 ETF)
今週は景気悪化しないとの指標が出た中で金利高となりました。
特に何も感想はないです。
持ち株の割合

買い増したVDCとEPIの割合が増えました。
各資産・銘柄の割合としては悪くない割合かなと思います。
期待リターンを考えると株だけでよいとの考えもありますが、対インフレを考えて私は資産を分散します。
長期目線での投資方針
金融不安も景気後退もなくなったわけではありません。
短期の動向は追っても仕方がない部分もあります。
米国の競争力に悪影響を与える収束をしないかだけを注視します。
近い未来ではウクライナの反撃が予想されています。
かなりの不安定要因になりそうです。
毎年の石油不足になる秋までには解決してほしいです。
結論としては、VDC、金、債券、AIプチバブルに乗っていないハイテク株、インド株への買い増しを考えます。
まとめ
市場は後退したとはいえ、金融不安、景気悪化の懸念が続きます。
長期目線では収束の仕方に注目します。
とにかく今は無理な欲をかかないことが大切だと考えています。