今週は12万円IAUを買い増しました。
持ち株は先週比プラス38万円です。買い増し分をのぞいた損益はプラス26万円です。
為替が2.4%の円安ですので、これがなければマイナスですね。
債券、ゴールドが良くないですので引き続きS&P500にも負けています。気にしませんが。
アメリカの消費、労働市場が強くてなかなか不況モードにならないですね。FRBがインフレからのハードランドディングやむなしと言っていたのに、うまく軟着陸するという奇跡が起こるのでしょうか。


アメリカ市場のうごき
パウエルFRB議長の発言に注目が集まりました。初めてディスインフレとの言葉を使い、市場に楽観ムードが漂いました。後から別の高官がインフレ対策を厳しくするべきとの発言をするなど、今後何とでも政策がとれるようにしています。少なくとも一連の発言から楽観視できるような気はしないのですが。各発言に伴ってグロース銘柄は方向感を変えました。
マイクロソフトとグーグルのAIの出来でも市場は大きく揺れました。マイクロソフトはよく、グーグルは悪いとの市場判断です。この辺りこそベンチャー企業が参戦して活性化してくれることを望みたいです。先週に書いた今後の方針でAIの技術が浸透していくことについて書きました。対話AIは仕事が変わる技術の一つですが、これだけではないですよ。

地味ですが、原油が嫌な動きをしています。一時から原油は大きく下がっていたのですが、川下製品のインフレは続いています。原油は直接材料としても、加工費や運送コストなどとしても幅広く価格決定要因になります。原油がここから一段高になった場合、川下製品の一段の値上げは避けられないのでしょう。
アメリカの領空侵犯をした中国の飛行船の解析が進んでいます。このようなスパイ行為はどっちもどっちなのでしょうが、今回は中国の分が悪そうですね。宣伝戦の威力ですね。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
米ドル資産は全滅です。その中で三井物産、味の素といった日本株はよかったです。
日経平均の半年のチャートです。最近日本株が良いようなニュースも聞きますが、少し時間を長くとると株価は行ったり来たりです。
コロナ後の政策の大盤振る舞いは明らかにゾンビ企業の延命になっています。株価は上がってしまいましたが。また最近のパソナの補助金の不正使用のような多いでしょう。不正でなくても長期の経済の観点から見たら非効率なことばかりです。潜在成長率が上がらない以上、長期投資として日本株を買う理由はないです。

悪かった銘柄
VCLTが悪かったです。
今週分のチャートです。週半ばから金融当局者の発言で金融引き締め継続が発表されてから大きく下げました。配当利回りは4 .7%くらいになっているようですね。私としては買い進めるレンジに入ってきました。この価格で為替が120円くらいだと理想です。
債券は満期のあるものもよいと思いますが、私は永久キャッシュマシーンとしてETFで持ち続けるつもりです。

先週セクター別では一番良かったのはエネルギー、一番悪かったのはハイテクでした。私が意図的に割合を下げている分野ですので、PFとしては変化の少ない動きになりました。
持ち株の割合

VOOの割合が20%近くになってきました。私が重視していないセクターの上昇もあったので、その分比率も上昇しています。ただし、まだディフェンス力重視で行きたいです。
その観点から債券、ゴールドは増やしてもよいと思います。
それにしてもインド株がアダニショックで揺れています。EPIも保有比率に迷いが出ています。もう一度原油高となってインド株が相対的に弱くなったら一番の買い時かもしれませんね。
今後の方針
ハイテクの見方に悩み続ける日々です。どこかで半導体の過剰は解消されたり、携帯などの需要は回復するかもしれません。ただし株を買うかは全く別の観点からの検討です。
米中分断が問題になっていますが、それ以外にも半導体製造のための問題は多いです。
AIの普及はどこまで経済的インパクトがあるでしょうか。AIは断続的に技術が進歩します。今検討されているAIのベースの技術は「できないこと」も明確にあります。過剰な期待もだめですよ。
どこかで平常モードに戻したいですが、もう少し様子見ですね。