



トピックス
・米2月PMI速報値
50.2と8か月ぶりの高水準。市場予想の47.5を大きく上回る。これを受けて金融引き締めムードが広がる。
・米1月中古住宅販売件数
前月比-0.7%で年換算400万戸と減少。予想の410万戸よりも低かった。縮小幅は減少。
平均価格も35.9万ドルと、ここ11年で最も小幅な伸びとなる。
・ホームデポ決算
既存店売上高が‐0.3%と、市場予想の+0.3%と比べて悪かった。
またパートタイム賃金引上げに10億ドルを使うとして。コスト上昇が見込まれる。
株価は大幅落下。株価市場全体の雰囲気も悪化させる。
・ウォルマート決算
増収増益も、既存点売上高は市場予想を下回る。

全体:
PMI速報値で金融引き締め長期化を懸念されました。また小売り市場が予想を下回り、市場全体の足を大きく引っ張りました。
それにしてもニュースがそれぞれ良い方にとらえられるか、悪い方にとらえられるか予測が難しいですね。例えば小売り状況を見たら利上げ継続が厳しいとみてもよい気がするのですが。
いずれにしても、想定もできなかった利上げ予測が出たり、指標が悪化したわけではないです。「市場が悪い方の見方に偏った」として、あまり気にしないようにします。短期の株価動向は「追えない」と割り切ります。

セクター別:
全面安です。目に優しくない赤色が広がっています。
セクター別では金利上昇が嫌気されて、ハイテク関連の下げが大きくなっています。Microsoft、アップル、グーグル、アマゾンが2%以上そろって下げており、大きな影響を与えています。
ただし、金融なども下げていますので全体的に悪いです。
上昇したセクターはありませんでした。エネルギーが原油上昇を受けて若干善戦していますが、市場全体に大きな影響を与えるものではありません。


・原油
中国景気回復への期待や、ロシア・OPECの供給懸念から価格上昇。
・国債
PMI速報値が予想より良かったことを受けて金利上昇。
・為替
金利上昇を受けて円、ユーロに対して上昇した。

金利が大幅に上昇しましたね。債券を買うタイミングをあまりピンポイントで狙うと難しいですが、長期保有を前提として買い増していきたいです。