先週はPCEとPMIの発表がありました。インフレが継続しており、金融引き締めが続くことが意識されました。この流れが変わらない限りは株式市場は厳しい状況が続きます。
インフレ、景気悪化が見えていますのでとにかく資産全体のディフェンス力を高めたいです。私の現状では金融資産の半分が現金ですが、本当はここをどうにかしたいです。決して現金が安全だとは思っていません。


データ発表予定

個人消費関連が様々出ますね。住宅市場はさすがに悪くなっているでしょう。この辺りが良いと、インフレの収束が全く見えなくなってしまいます。
ISMの景気指数も注目です。こちらもインフレの判断になります。さすがに厳しい数字となるとは思いいますが、これまでのいくつかの指標が予想を大きく上回っていましたので注目されます。
決算予定

個人消費関連ではターゲット、ベストバイ、メ―シーズと続きます。業態がそれぞれ違うので面白いですね。どこかが決算崩れるかもしれませんが、個人消費の問題か業態・個社の問題かはしっかり見る必要がありそうです。
ハイテク企業もいくつか決算があります。ただ、よくても悪くても解釈に困りそうです。在庫調整などのタイミング次第で足元の数字は何とでも変わってしまいそうです。特に悪い時に悲観しないことが大切でしょうか。長い目で見ればブロードコムは事業環境は悪くないと思います。爆発的な成長を求めてはいけませんが。
先週NVIDIAが崩れると半導体全体が厳しいと書きましたが、強気の将来見通で決算を乗り切りましたね。確かに安定した成長は続きそうです。またGPUの技術力は、かなり他社を引き離しているのでしばらくは安泰かなと思います。
長期投資のピックアップ
中国
ロシアとの関係で、ウクライナ戦争へのかかわり方がきな臭くなってきました。中国が本気で世界の覇権を取りに行くならロシアに無茶をさせるかもしれません。ただし中国政府も今の延長では覇権を握れないことは分かっているのではないでしょうか。文化的、政治的に今の中国にあこがれを抱く人は世界の中で少数です。一時的な軍事バランスなどから領土の拡張や有利な体制ができたとしても、中国にあこがれる人が少数であれば、いずれ限界が訪れます。中国に近いとされている国は反アメリカ、反西側以上の強い信念を持っているのでしょうか。そういう意味では日本の一時の民主党のように映ります。
原油
原油の値段がフラフラしていますが、結局はボックス内で動いています。最近強烈なニュースはないですが、小康状態ではないでしょうか。しかし、ウクライナ戦争など価格が跳ね上がる要因はあります。
アメリカは、その昔のスタンダードオイルのように安値戦略がロシアに一番厳しいことは分かっていながら、それもできないところに西側の限界もあります。
結論として長期では原油価格はあがっていくとの覚悟を持った方が良いかなと思います。