今週は買い増しはありません。
損益は先週比マイナス13万円です。
VOOはプラスでしたので、引き続き市場平均に負けています。ハイテクを意図的に下げていた保険代と考えたいところですが、なかなか苦しい状況が続きますね。ハイテクの決算のピークは終わって厳しいながらもなんとか乗り越えつつある雰囲気ですが、さてどうでしょうか。私はまだディフェンス体制です。


アメリカ市場のうごき
重要企業の10-12月決算発表が相次ぎました。
ハイテクのサービスではアップル、アマゾン、グーグルの決算発表が集中しました。
クラウド事業の先行きが危ぶまれ、アップルの回復力に期待がもたれるというのが今の評価となっています。まだ次の相場を引っ張る企業や技術が何かは分からないですね。また、各社で人員削減になった人たちがどのような企業に行くかも気になります。アメリカは不況ごとにこのダイナミックな動きで全体としては復活しています。
今後は決算の悪化がどれだけハイテクのサプライチェーンにさかのぼって影響していくかに注目です。シスコやクアルコムは以外と耐えているようです。
エネルギーが最も悪いセクターでした。景気悪化を見据えて原油価格が落ちているのが逆風です。
J&Jのベビーパウダー訴訟の件は厳しいですね。訴訟リスクをおった分を分社することが当局に認められませんでした。確かに分社は一般的な見方では困ることですが、リスクを真正面から受け止めざるを得ないとなれば訴訟大国の米でコンシューマビジネスが成り立たなくなります。ひいてはいわゆるディフェンス力があるはずの銘柄が買いづらくなります。

FOMCは予定通り0.25%の利上げでしたが、パウエル議長がインフレ克服に初めて言及したすぐ後に、1月の雇用統計が発表されました。+51.7万人と予想の+18.8万を大きく超えました。パウエル議長の発言はこのような数値を見越したうえでの発言であったかは気になります。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VCRが良かったです。
アマゾン、テスラの2大銘柄が堅調でした。特にテスラのジェットコースターのような動きにはついていけません。下の図がテスラ株価ですが1年半で半値になって、また半分戻しました。この動きを読み切って大きな利益を得た方もいるかもしれませんが、私は参戦できません。

悪かった銘柄
IAUが悪かったです。
金曜日のドル高に引っ張られたゴールド安で一気にマイナスが膨らみました。FOMCでは一時上昇したのですが。一ヶ月くらいで見てギリギリでプラスです。保険としてはここ数ヶ月うまく機能してくれていますので、あまり気にしないようにします。そして長い目で見れば値上がりすると信じています。
EPIが悪かったです。
アダニショックという言葉ができてしまったようですね。アダニの市場操作や不正会計に揺れています。これまで発展が遅れた国にはしっかりと理由があるということでしょうね。とはいえ、インド経済の優位点が弱まっているわけではないので減らすつもりはないです。いずれにしても少なくとも年単位で考えていますので動揺しないようにします。
持ち株の割合

VOOの割合が増えていきますね。まだまだディフェンス力重視で行きたいですがどこかでハイテクの比率も戻していく必要があるとはおもいます。ここは前週と同じコメントです。
あとは引き続き債券、ゴールドの比率は悩んでいます。
今後の方針
景気とは別の視点でハイテクの長期の動向は見ていきたいです。既存ビジネスモデルの飽和が今のハイテク停滞の本当の原因とされていますが、私は他の製品や企業行動にどんどんAIの技術が入り込む余地はまだまだあると思っています。そこにハイテク企業の成長の余地はあると信じています。ただし足元はサプライチェーンでの懸念が大きいので少し見極めたいと思っています。
結論としては2月のどこかでS&P500をもう少し増やして平常モードにするという判断をするかもしれません。