【2/7(火)米市場】パウエル議長発言とマイクロソフト新検索エンジンが市場を引っ張る。

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ピックアップ

・パウエル議長インタビュー

 「ディスインフレのプロセスは始まった」

 「(雇用統計を受けて)労働市場は非常に力強い」

 「追加利上げが必要になる可能性が高い」

 市場は想定よりはハト派との判断をした。

・マイクロソフト 新製品発表

 オープンAIのChatGPT と検索エンジンBing、ブラウザEdgeを組み合わせることを発表した。AIがより身近で使われることになる。

・2022年米中貿易

 輸出入の合計は6900億ドルと4年ぶりに過去最高を拡大。米の内需の拡大を受けて携帯、自動車などの輸入が回復。米の赤字は8.3%増えた。

・ZOOM 人員削減

 足元の業績伸び悩みを受けて、世界の従業員の15%にあたる1300人を削減すると発表。CEOは給与を98%カットする。 

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全体:

パウエル議長の発言で上下しましたが、最終的には株価上昇となりました。インフレ率が少しづつ落ちながら、労働市場や消費は良いのでFRBの自信が深まっているようです。リセッションなしのインフレ退治は困難と言われていましたが、できる雰囲気になっています。

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セクター別:

ハイテク関係が好調でした。ChatGPTの製品への搭載を発表したマイクロソフトが大きく上げています。その競合のGoogleも今後AI検索の事業への期待から上がっています。GAFAMのそれぞれの特徴が出てきましたね。これらがどれだけ育つか楽しみです。ただ本当に次の時代を引っ張るのは、名前を聞いたことがない企業かもしれないのでそこは注視ですね。

金利上昇を受けて金融が、原油価格上昇を受けてエネルギーも好調でした。

生活必需品はさえないですね。リスクオンで株が売られているでしょうか。値上げの限界との観点でしょうか。両方ありそうな気がします。

・国債

 パウエル議長の発言を受けて、引き続き利上げはあるとして金利高で反応。

・原油

 中国への消費の期待と、中東の地震による供給懸念によって上昇。

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金利も、ハイテク株も上昇との結果になりました。米市場は急速に自信を回復しています。このままリセッションに陥らなかったら変な教訓が残りそうですね。危機の時はお金を過剰にばらまいて、その余剰分を使いながら着地させればよいと。