



株価の動向
金融不安による倒産の連鎖は食い止められているとの判断。
・バイデン大統領 銀行規制
資産規模1000-2500億ドル規模の中堅銀行に対する規制強化を監督当局に要請した。
SVBバンクなどが破綻したことに対する処置。
・ボストン連銀 コリンズ総裁
「あと一回0.25%利上げを行い、年末までそのままにするのが適切」
・新規失業保険申請者数 増加
前週は19.8万人となった。予想の19.6万人をわずかに上回る。
市場は3/31発表のミシガン大学消費者信頼感指数、PCEコアデフレーターなどの指標待ち。

政府・FRBともに経済へのアクセルとブレーキが入り混じります。
銀行規制
SVB、シグネチャーバンク破綻からの対応が早いですね。
米国の金融危機だけは起こさないという強い意志が見え、それに株価が支えられています。
金融不安が遠のいたように見えるからこそ規制案が簡単に通るかよくわかりません。
共和党だけでなく、規制は競争をゆがめるという意識は米全体にあるでしょう。
半導体
株価好調が続きます。
在庫サイクルとAI関連の盛り上がりが混ざった記事があります。
整理して読まないといけませんね。
在庫サイクルは必然です。
AI関連は不確定要素が大きいです。

セクター別・個別株
全てのセクターで株価が上昇した。
一般消費財セクター +1.1%
アマゾンの上昇幅が1.9%と大きく、全体が引っ張られる。
テクノロジーセクター +1.1%
マイクロソフトと半導体株が好調継続。
インテル
サーバー用のチップが予想よりも早く登場すると発表。上昇が続く。


ハイテク好調ですが、引き続き金利動向の先読みの要素もあります。
インテルはCEOが変ってから、これまでにない良い動きがあるように見えます。

国債・商品・為替
金融不安の後退を示す。
・ゴールド
今後の金利低下の見通しを反映して上昇
・原油
前週の在庫減を受けて需要が旺盛との判断から原油高

ゴールドは安定高です。
ゴールドが順調ですが、どこまで先読み分の買いが入っているのかわかりません。
また金融不安分のプレミアムもすでにかなり乗っているとの説もあります。
とはいえ私は素直に金利低下、地政学関係での金の上昇を信じます。
まとめ
長い株価低迷につかれた市場が、株を買う言い訳を探している中でAIと利下げに行きついているように見えます。
バフェットが言うように、市場が強欲になっている時こそ冷静に考えたいです。