今週はCPI、PPIが発表されます。
注目があつまりますが、長期投資としては金融不安、米中関係もしっかりチェックしたいです。


米国市場
先週の米国市場は雇用市場が少しぐらつきました。
決定的に悪くもならなかったので、週末の株式先物はあがっています。
FRBの悩ましい状況は続きそうです。
金融不安、インフレ、不景気などの中で、短期ではどの影響が強くなるかわかりません。
大きく儲けることを考えるなら、この状況の先行きを読み切ることが必要です。
ただし、読み切るのは無理だと割り切ることも大切だと思います。
データ発表予定

物価指数
市場参加者注目のCPI、PPIが発表されます。
原油価格が落ち着いているので、全体の数字は下がるでしょう。
そうなると特にコア指数が注目です。
前週に雇用市場に少し疑問符が付きました。
物価指数も下がるなら、次のFOMCで利上げをしないとの予測がつよくなるでしょう。
ただ、FRBは物価上昇は2%が目標としています。
あまりに楽観的だと、すれ違いが広がってしまいそうです。
決算予定

大手金融の決算が集中しますね。
良くても悪くても一連の金融不安と結び付けられそうです。
その意味では、金曜に株価が大きく動く可能性があります。
いよいよ1-3月の決算が本格化してきます。
今後とても楽しみです。
長期投資のピックアップ
中国
先週、蔡英文総統の米訪問に対して中国は極端なことはしないのでは と書きました。
ここは想定が当たりましたね。
だいぶ報復の軍事演習も抑制的なようです。
この流れでいくと、2024年1月の台湾総統選までは派手なことはしない可能性が高いと思います。
その分水面下の活動が活発になるのでしょうね。
中国の印象をよくすることが台湾総統選で国民党の得票に結びつきます。
経済もそれまでは大きな事故が無いように運用したいでしょう。
西側は当然その反対を狙います。
そうであるなら、今後2023年下期に向けて陰に陽にアメリカの経済的な攻撃が進む可能性があります。
その時は米国の株価も厳しい可能性がありますが、一時的な要素かどうかをしっかり見極めたいです。