株価はやや下落しました。
債務上限の協議が一旦停止となり市場は失望しました。
ただし、ある程度は予測されたことなので大きな反応とはなっていません。



指標、ニュース

債務上限の状況を基に上値が重い。
・債務上限問題
共和党がバイデン政権との協議を途中退席した。
マッカーシー下院議長は「歳出削減への歩み寄りがない」として交渉を一時停止するとした。
市場は近日中に合意するとみていたが、期待は後退した。
・パウエルFRB議長 利上げ停止示唆
「これまでの引き締めの遅延効果を見る必要がある」
「銀行の状況は金利に影響を与える」
しばらくFRB関係者のタカ派発言が続いた中で、ハト派の発言となった。
・イエレン財務長官 銀行合併を
「一連の銀行破綻を受けてさらなる合併が必要になる」との発言
資本注入の恐れがあるとして、銀行株が下げる。

バイデン大統領は出張中ですし、協議前進は難しいです。
債務上限問題は政党どおしのアピール合戦の部分も大きいです。
その中ではバイデン大統領でなく、実務者の協議であゆみよることはできないでしょう。
金融不安を一時忘れていましたが、イエレン財務長官の発言で危機は続いていることを思い出されました。
先日SVBの元CEOが「10時間で420億ドルの資金流出」があったとしました。
悪い噂が飛び交う時の行き詰まり方はすさまじい早さです。
何かあってからの対応では到底間に合わないでしょうね。
セクター別、個別株

債務上限問題の状況から厳しい雰囲気も、上昇したセクターもある。
ヘルスケアセクター +0.6%
AbbVieはクローン病の治療薬がFDAに承認され上昇。
全体的にはコロナ後にさえない状況からの反発もあるか。
一般消費財セクター -1.0%
景気後退が意識される中、幅広く下落した。


ハイテクの中でも割れていますね。
バンクオブアメリカのエコノミストによるAIバブルの危険性への指摘もありました。
代表的なAI銘柄であるNVIDIAを中心に厳しい状況でした。
ただし、金利が上昇していますので、その中ではMicrosoft、グーグルは健闘しているようにも見えます。
長期投資として
イエレン財務長官が金融機関の統合に言及しました。
テクニカル的には市場は売りで反応しました。
地銀には株式の希薄化が懸念されるということですね。
但し米国の競争力・成長力にとっては決して悪いことではありません。
アメリカには4000の商業銀行をはじめ9000の金融機関があるとされています。
明らかにオーバーバンキングです。
この整理は長期的には好ましいことではないでしょうか。
ところで日本の金融機関の数は500くらいです。
どちらかというと数よりも効率、付加価値の問題が大きいと見ています。
まとめ
債務上限問題の停滞が重しになっています。
そこはバイデン大統領が帰ってきてからの合意を祈るしかないですね。
問題が多い中で米国の景気は厳しくなりそうですが、乗り越えてさらに強い経済をつくってもらいたいです。