新規失業保険申請が大幅に増えました。
金利は下がりましたが、大きく景気悪化という状況ではありません。
全体的には引き続き様子見ムードです。



TOPニュース

引き続き大きな材料はなし。
・新規失業保険申請件数
先週は26.1万人と前週比+2.8万人の急増。
労働市場の今後の冷え込み予感させる。
金利を下げる方向に動いたので、反動で株価は上がる。
・BNPパリパ QTへの警戒
年末までに流動性が11%減少する可能性について言及した。
CPI発表、FOMCなどを来週に控え引き続き低調な動き。
FOMCでは利上げは行われないとの予想が多い。

QTの影響も忘れてはいけませんね。
大きなニュースはないのですが株価は上昇しています。
金利安、ドル高と米国の強さを示しています。
今週は大きな動きがないまま終わりそうです。
セクター別、個別株

ハイテクが反発した。
一般消費財セクター +1.2%
アマゾンが全体を引っ張る。
UBSがAIでAWSの収益が大幅に増加する可能性があると述べた。
不動産セクター -0.5%
一部銘柄で景気後退の影響が大きく受けるとして、大幅に下落した。


幅広く上昇ですが、金利安の恩恵でしょうか。
ハイテクは上げ下げが毎日忙しいですね。
これだけAIの話題が続くと実力値以上に評価されている可能性の方が高いのではないでしょうか。
AIの解説記事は多いですが、「AIでできないこと」の記事が少ない気がします。
過去IT関係は万能論で上がって、できることがわかってくると下げています。
長期投資として 半導体の状況
足もとでは最強TSMCですら設備投資をさらに減らすとのニュースがありました。
TSMCは単純な景気の話だけでなく、中国への警戒から拡大路線を続ける必要があるにも関わらずです。
半導体関連市場の不況は予想よりも長引きそうです。
需要減の影響から、パッと見た数字が米中サプライチェーン分断の影響がよくわからなくなりそうです。
各国の数字は中国向けの影響とそれ以外をしっかりと見極める必要がありそうです。
3割が中国向けという企業もあります。
ここから先の決算が「その割に健闘した」となるのか、「中国の影響を除いても厳しい」となるのか注目です。
まとめ
引き続き大きな動きはなく、様子見が続きます。
激動が予想される来週に向けて、市場参加者も気力・体力をためているでしょうか。