株価は1%を超える上昇。債務上限の問題を楽観視してリスクオン。

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株価は上昇しました。
債務上限問題にバイデン大統領たちの発言で、楽観論が広がっています。
指標などからは楽観できないと思うのですが。

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指標、ニュース

債務上限問題が前進と捉えられる。

・債務上限問題
 バイデン大統領「予算は合意しデフォルトは回避する」
 マッカーシー下院議長「今週中の妥結は可能」「デフォルトはない」
 市場には交渉の行方に対して楽観的なムードが漂う。

住宅着工件数
 140.1万戸と予想の140万戸とほぼ同じ。
 前月から2.2%増。
 中古住宅の在庫が記録的に低く、住宅着工を後押ししている。
 
 住宅着工許可件数は1.5%の減少。
 今後住宅市場が厳しくなることを示唆している。

・ターゲット決算
 売上253億ドル((予想は 251 .8億ドル)、EPS2.05ドル(予想1.80ドル)と予想を上回る。
 2Qは予想を下回るとのガイダンスを発表した。
 消費減速の傾向を裏付ける。

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指標は今後の景気悪化を示しています。

住宅・小売りの決算ともに足元は良かったです。
しかし、今後景気が悪化することを示唆しています。
金融機関の貸し渋りが、時間をおいて効いてくるかもしれません。
今年下期は様々なよくない要素が重なりそうなので株価は要注意です。

セクター別、個別株

債務上限問題解決への期待から幅広く上昇。

金融セクター +2.0%
 ウエスタンアライアンスが預金増を受け10%の株価上昇。
 金融全体の上昇を引っ張る。

一般消費財セクター +1.8%
 テスラが株主総会の施策・人事を高評価し+4.4%となった。

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やはりハイテクが底堅いです。

金利が上昇してハイテクには厳しい環境でした。
それを跳ね返す上昇であり、力強い動きです。
一方でディフエンシブ銘柄は厳しい動きでしたので、一気にリスクオンです。

長期投資として

G7が始まりますね。
対中国・ロシア政策がポイントになります。
厳しい話となり一時的には経済にマイナスとなるかもしれません。
それでも大方針でぶれないことが長期の民主主義国の利益になるでしょう。

アメリカは中国にGDPで追い越されるかどうかの議論があります。
今は30年代に追い越されるとする見方の方が多いでしょうか。
米株の長期的な成長・安定のためにはここはポイントになる可能性があります。

例えば半導体で優位を保つことは、この点からも重要です。

まとめ

債務上限問題が前進として、で市場は楽観ムードとなりました。
その他の指標を見ると楽観できる状況ではないと思いますが、問題がひとつづつ解決することは良いことです。
景気が厳しくなることが予想される前に、よい合意を期待します。