6月の債務上限問題で揺れる米国。長期投資としては落としどころに注目。

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株価は小幅に下落しました。
債務上限問題が日毎にクローズアップされます。
長期投資としては、どのように解決するかに注目します。

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指標、ニュース

債務上限と景気への懸念が広がる

・債務上限問題
 バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長との会談は来週まで延期される。
 イエレン財務長官「(議会との協議が失敗したら)米国債の信用は傷つき、一部デフォルトとなる。」
 JPモルガン ジェイミーダイモンCEOも引き続きパニックが広がる可能性を述べている。

ミシガン大学消費者信頼感指数
 57.7と市場予想の63.0よりも低かった。
 債務上限問題などから、景気の先行きを不安視した。

 一方で5年先の期待インフレ率は3.2%と、前月の3.0%から上昇した。
 これは12年ぶりの高水準となる。
 スタグフレーションの兆候を指摘するエコノミストもいる。

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債務上限問題がさらに注目されています。

アメリカでは財政規律の点から、借金の総額を決めています。
それが限界に達しそうというのが債務上限問題です。

いちいち議会で上限を上げる協議をしなくてはいけませんが、共和党と民主党の意見が合わないということですね。
このままいくと公共施設が運営できなくなったり、公職員の給料が払えなくなったりします。

様々な緩和措置もあるので、米国債が6月に一気に暴落して恐慌に突入するということまではないでしょう。
ただし、世界の基軸通貨である米ドルの信用が少しでも揺らげば、世界は大きく動揺します。
また、米ドルの地位を狙っている国には追い風となる可能性があります。

いずれにしても米大統領がサミットを欠席するかもしれないレベルの問題です。

セクター別、個別株

高安マチマチも、消費関連が足を引っ張る。

公益事業セクター +0.5%
 ネクストエナジーがけん引する。
 新エネルギーへの集中を発表し、パイプライン関係の新規投資に新株を発行する懸念が後退した。

一般消費財セクター -1.1%
 景気悪化の懸念から全般的に下げる。

テスラ新CEO決定
 イーロンマスク氏は元NBCユニバーサル幹部のリンダ・ヤッカリーノ幹部のリンダ・ヤッカリーノ氏を次期CEOとすると発表した。
 一旦大きく株価は上昇したが、リコールのニュースもあり一転して下げとなった。

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どちらかというとハイテク大型株が良くないです。

消費は底堅いという市場の認識でしたが、少しミシガン大の指標で揺らいだでしょうか。
印象としては日用品は変わらずも大型消費財が厳しかったですね。

ここしばらくグーグルの検討が目立ちます。
一時は対話型AI技術で酷評されましたが、評価がもどってきています。

長期投資として

債務上限問題は日を追うごとに厳しい表現となっていますね。
一方でシナリオが決まった「プロレス」との意見もあります。

もちろん回避してもらわなければならないですが、バイデン大統領が共和党に条件をどこまで譲歩するかを長期投資として注目します。
長期的には少し共和党に寄っていくべきだと思います。
都度上限額を協議しなくてもよいように、かつ財政規律を保つ落としどころを求めます。

まとめ

景気悪化懸念が続いている中で、債務上限問題の注目が高まります。
長期投資としてここは非常に注目したいところです。