

トピックス
・12月 米CPI
前年に比べて、CPI:+6.5%(予想:+6.5%)。前月比では0.1%減。
CPIコア(食品、エネルギー除く):+5.7%(予想:+5.7%)。前月比では+0.3%増。
事前予想と一致した。FRBが目指す2%まではまだ遠いものの、インフレ鈍化が確認された。
次回2月のFOMCでは0.25%の引き上げにとどまるとの安心感から金利安、株高に進む。
・フィラデルフィア連銀ハーカー総裁
「今後は0.25%利上げが適切」
「(最終的な金利は)5%を大きく超える必要はない」
・TSMC 10-12月決算
売上高は、前年同期比42.8%増の6255億台湾ドル(約2兆7000億円)、純利益は78%増の2959億台湾ドル。
2023年の設備投資を320-360億ドルとし、2022年の363億ドルから減額とした。
日本に第二工場の検討をしていることを発表。場所は未定。
・アメリカン航空 10-12月暫定決算
売上:2019年比で16-17%増と従来予想の13%増から上方修正した。EPSは1.12-1.17ドルと予想(0.60ドル)のほぼ2倍となった。
移動需要の堅調な回復を示す。株価は10%近く上昇。

全体:
CPIの発表は予想通りでしたが安心感が広がり株価はプラスになりました。楽観視しすぎです。住宅やエネルギーなど落ち着きのある項目もありますが、まだ安心できる状況ではありません。供給面は中国、ロシアの動向からまだ目が離せません。
長期投資としてはとにかく多少の物価変動で一喜一憂しないことですね。
セクター別:
市場を一番けん引したのはエネルギーでした。原油高の傾向に反応しています。
引き続きいわゆるディフェンス株はさえません。市場がリスクオンと考えて、相対的に魅力減でもあるのでしょうか。数年程度にタームで見ればパフォーマンスは悪くないですし、手放す理由にはならないです。

今後金利安傾向が続けば債券、金は引き続き上昇す可能性が高そうです。早めに買っておいた方がよいかもしれません。

・為替
インフレ抑制が確認され、利上げペース鈍化としてドル安が進む。
・原油
米当局は2023年の原油生産・消費量を上方修正
・ゴールド
金利安から相対的な魅力上昇で。
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