1/9(月)の米市場 インフレ減速が意識されるも、利益確定の売りに押されて株安

ニュース
スポンサーリンク

トピックス

・SF 連銀デーリー総裁

 「0.25%、0.5%のどちらでも根拠を示すことができる。」

 「政策金利は5%をいくらか変えたところでピークとなる。」

NY連銀 12月消費者期待調査

 1年先の期待インフレ率は5%と、前月の5.2%から低下。

・ゴールドマンサックス

 今週3200人を人員削減する。3分の1強がトレーディング・銀行部門か。

<br>

全体:

先週の雇用統計とISM非製造業景気指数がインフレ減速として、引き続き市場に好感されていますね。朝は上昇で始まりましたが、後半は利益確定の売りに押されました。更に市場の注目は金利から景気・個別企業に移っていきます。

 

セクター:

金利低下を受けて、全体的にハイテクは好調を維持しています。

一方でヘルスケア、生活必需品などのディフェンス銘柄や、エネルギーが利益確定の下げに押されています。

FED watchによると、次回FOMCの利上げは徐々に0.25%とする見方が多くなってきています。

・国債

 賃金の伸び低下を受けて、金融緩和期待から金利安、債券高。

・為替

 金利安からドル高の傾向が変わらず。

 ゼロコロナ解除の期待により、中国元高が続く。

・原油

 中国のコロナ隔離措置撤廃により、需要増を期待して上昇。

ゴールド

 引き続き金利安に対して、相対的な魅力が増して上昇。

<br>

長期投資としては中国がゼロコロナ対策を解除することで、一息付けています。暴発が遠のいているのであれば安心材料です。ただし台湾への軍事威嚇は続いていますので、まだまだ油断はできません。

このところいわゆるディフェンス株が弱いですね。少し買われすぎだっでしょう。ただ、他に積極的に変える株がないだけに難しいところです。当面は金や債券への逃避が進むでしょう。