10/13(木)のアメリカ市場 CPI発表で振り回された一日

ニュース
スポンサーリンク

株式

DOW 3030,038.72+827.87+2.83%
S&P5003,669.91+92.88+2.60%
NASDAQ10,6649.15+232.05+2.23%

9月消費者物価指数(CPI) 前年比+8.2% 事前予測+8.1%

食品とエネルギーを除くコア消費者物価指数 前年比+ 6.6% 事前予測6.5%。

発表直後は利上げ観測で株価は下がるも、空売り勢が期待するほどではなく買戻しが入る。

次回11月のFOMCでは、0.75%の利上げ確定と判断が固まる。

CPIは予想より高かったですね。

ただ驚きはなかったということでしょうか。

国債

10年3.952+0.050+1.27%
2年4.4614+0.1704+4.07%
5:40現在

CPIが予想より上であったことを受けて金利上昇。

特に2年債が上昇し長短金利差拡大。

債券の魅力が増えていきます。
優良企業の社債でも5%の銘柄がゴロゴロあります。

コモディティ

原油(WTI)89.23+1.96+2.25%
1672.70-4.80-0.29%
5:40現在

原油は予想より在庫減で需給ひっ迫感あり上昇。

為替

USD/JPY147.2160+0.3550+0.18%
EUR/USD0.9778+0.0074+0.7677%
5:40現在

利上げ観測でドル高も、その後リスクオフで戻す。

円は一時147円代後半。

日銀が毎日介入するか、試されています。

VIX31.94-1.63-4.86%

CPIが予測より上でも、VIXは下がったのですね。

ピックアップニュース

TSMCの7-9月決算です。予想より利益増です。

TSMCの売り上げの4割がスマホです。
またその利益のかなりの部分を他社がマネできない高品質品ですので、なかなか崩れないです。

売り上げの同じく4割くらいがサーバーなどです。
ここも高性能品はほぼ独占です。
市場もAIが進んでデータは増え、データセンターは次々作られています。

ほかの半導体メーカーと異質の強さです。

TSMCの7-9月利益、予想上回る-今年の設備投資計画は10%減額
半導体受託生産最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の7-9月(第3四半期)の利益はアナリスト予想を上回った。半導体業界がリセッション(景気後退)の可能性と米国の貿易規制強化に備える中、同社の収益力の高さが鮮明となった。2022年の設備投資計画については約360億米ドル(約5兆3000億円)と、従来から10%程度引き下げ...

ひとりごと

CPI発表前後に株が大幅に上下するなど、市場が振り回されていますね。
見ていると面白いですし、市場がどのような思惑で動いているかわかるので記事にしています。

ただし、長期投資にとっては予想とCPIが0.1%ずれたことは意味がないです。
長期の潜在成長率には影響を与えないです。
チャートも短期だけで見ずに、年単位の長期も見ていきたいです。