11/4(金)のアメリカ市場 労働市場はまちまち。みな反応に困る。

ニュース
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株式

DOW 3032,403.22+401.97+1.26%
S&P5003,770.55+50.56+1.36%
NASDAQ10,475.25+132.31+1.28%

トピックス

・米 10月雇用統計

 前月比+26.1万人(予想:+19.5万人)。

 9月の数値は+26.3万人から+31.5万人に修正。

・米 失業率

 3.7%(予想:3.6%)

・米 平均時給

 前年比+4.7% (予想:+4.7%)。前月比+0.4% (予想:+0.3%)

労働市場は強弱の指標があるも、概ね堅調であることを示した。「FRBが引き続き粘り強くインフレに取り組む必要があることを示す。ただしこの二年では最も低い値で減速の兆候あり。

・ツイッター

 従業員の50%解雇は違法として労働者がイーロンマスクを訴える。

・中国 ゼロコロナ緩和

 旅客便規制見直しなど引き続き緩和の兆しがあるとの情報で中国関連株は上昇。

今後の利上げのペースを見極めるため11/10の消費者物価指数(CPI)の発表待ち。市場予想は+8.0%と前月の+8.2%を下回る見込み。

3Q決算

・ペイパル

 景気減速を見通して、通期での収益を下方修正。ビザ、マスターズが堅調であったのと対照的。

・スターバックス

 決算好調。顧客が値上げを受け入れる。

労働市場はどのように見るか微妙な状況ですね。強気一辺倒でなくなったことは間違いないです。リストラの報道もたくさん出ていますので、この辺りがいつ統計に反映されるかでしょうか。

中国のコロナ緩和の情報は信用してよいのでしょうか。これでまた中国でコロナが広まったら大変なので、政策の転換は簡単ではないと思います。中国製ワクチンは効きづらいとの問題もあります。

国債

10年4.163+0.005+0.11%
2年4.6584+0.0064+0.14%
6:00現在

雇用統計を受けて利回りは上昇。

変化は少しだけですね。FED watchによると次回利上げは0.5%と見る人の方が多くなってきました。CPI発表でまた動くでしょう。

コモディティ

原油(WTI)92.60+4.43+5.20%
1,685.70+54.80+3.36%
6:00現在

原油 中国のコロナ政策緩和による需要増を期待して上昇。

中国起因の変動は、情報の真偽の判断がつきづらいです。

金は国債金利が上がったにもかかわらず上昇しました。ここはなかなか説明がつきづらいですが、一方向に向かえないようです。

為替

USD/JPY146.6540-1.5100-1.02%
EUR/USD0.9961+0.020+2.15%
6:00現在

ドル 雇用統計を受けて利上げ継続と判断してドル高。

個人的な感覚としては根本的にドルが強いです。円もユーロも以前のようなレートに戻ることはないのかもしれません。アメリカの国力が大幅に低下するなどすれば別ですが。

VIX24.550.75-2.96%

驚くようなニュースがないので、日々下がっています。

ピックアップニュース

今日はバークシャーハザウェイの決算発表です。

最近の動きではオクシデンタル・ペトロリアム、シェブロンなどの資源株の買い増し、中国BYDの一部売却でしょうか。引き続きポートフォリオのかなりの部分をアップルが占めているはずです。

このような市況であれば、いわゆるディフェンス銘柄にもう少し偏ってもよいのかなと感じますが、そうではないようです。このあたりはしっかり考え方を勉強したいです。

ひとりごと

昨日はドイツのショルツ首相が経済団体を引き連れて中国に訪問しました。アメリカに睨まれないかなと思いましたが、同日日本も「サハリン1」への参画を正式決定とのニュースがありました。結局は中国・ロシアにも距離感をはからなければならないということですね。

ただ、サハリン1での利益でロシアがイランからドローンを買っていたり、中国がドイツメーカーの車で武器を運び、ドイツメーカー化学品で製品を作って戦争準備をしていると考えると複雑ではあります。