12/12(月)の米市場 CPI、FOMC待ちの様子見続く。前週下げすぎへの反発で株高。

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主要指標

トピックス

反発

 前週ダウで約1000ドル下がったことで、下げすぎと見て反発して株価は上昇。

・NY連銀 1年先の期待インフレ率

 5.23%。1年3か月振りの低水準。

・エネルギー株

 原油高を受けて反発。原油はしばらく下げが厳しかったための反発か。

・アムジェンがホライゾン買収

 実現すればヘルスケアでは今年最大の買収となる。M&A市場活発化への期待。

ここしばらく金融引き締めを意識させる強い指標が多かったので株価は下げていました。1週間で下げた分の半分程度を戻しました。

市場関係者では様子見ムードが強いです。

原油は中国の景気次第で大きく左右されそうです。コロナへの行動規制緩和で発熱者が増えているようですので今後の政策に注目です。元為替が下げ方向に動くのは好ましくないので、金融緩和はやりづらいのではないでしょうか。

今後の見込み

・CPI発表待ち

 市場予想は前年比+7.3%、コアCPIは前年比6.1%上昇。次の二点がどこまで反映されているかに注目

  ①労働市場:人員削減が相次ぐも、雇用統計など強い指標が続く。

  ②住宅:ローン金利高などで取引は減速している。

・FOMC待ち

 +0.5%上げの見込み。市場はFRBで意見が分かれているとの報道あり。

 利上げ幅だけでなく今後の見通しも注目される。

ここしばらく原油や食料の価格は大きく下げていますので、CPIはかなり前月に比べて減少となるかもしれません。市場は大きく反応する可能性はありますが、長期投資家としては過剰に反応してはいけません。