12/21(水)の米市場 消費者信頼感指数が良好。景気先行きに安心感が広がり株高

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米 12月消費者信頼感指数

108.3と予想101より良好。先月の101.4からも上昇した。消費者のマインドは想定よりも良好であることを示す。

・米 11月中古住宅販売

 季節調整済みの年率換算で409万戸と予想の420万個よりも減。

 2020年5月以来の低水準。10か月連続で減少。

米 家賃上昇が急減速

 足元ではピーク時の12%前後の上昇から急減速している。これはCPIの住宅指数より1年間先行するため、FRBは金融引き締め判断に推測が必要になる。

・FOMC メンバー入れ替え

 新年より連銀総裁の投票権者が入れ替え。現在よりややハト派になるとみられる。

・ナイキ決算米

 9-11月決算を発表。売上133.2億ドル(予想125億ドル)。EPS0.85ドル(予想0.65ドル)。事前予想よりも良好。

 足元の販売好調で、在庫水準も低下し株価大幅高。

・FEDEX決算

 9-11月決算を発表。EPS3.18ドル(予想2.80ドル)。事前予想よりも良好。

 コスト削減の取り組みが好感され株高。

消費者信頼感指数の影響が大きかったようですね。市場に安心感が広がっています。

 

住宅市場も落ち着きが明らかになってきました。ウクライナ戦争も膠着状態です。インフレ動向の注目点は賃金でしょうか。ただし長期的には「米中分断がどのように進むか」で供給側のコストが大きく変わります。これは慢性的に物価上昇をもたらす危険はあります。

 

ヒートマップは目に優しい緑色ですね。すべての業種で上昇しました。
一番上昇率が高いのはエネルギーです。原油高に支えられましたね。またハイテクが最近下げ過ぎと判断した反発の影響も大きいです。

・原油

 需要増と米の在庫減少を受けて上昇。

原油の価格が安定しているように見えますが、まだ油断はできません。

ウクライナの膠着や欧州の秋が暖かかったので安心していますが不安定要素はあります。原油は幅広い製品に間接的に影響を与えるためインフレ率も一気に高くなる可能性があります。直接影響が出るエネルギー価格の問題だけではないです。