12/22(木)の米市場 GDP、労働市場好調から金融引き締めを意識して株安

ニュース
スポンサーリンク

トピックス

・米 7-9月GDP

 年率3.2%増と改定値の2.9%より上方修正。市場は金融引き締めを連想する。

・新規失業保険申請件数

 21.6万件と予想の22.2万件より少ない。前週比は0.2万件増。労働市場は引き続き堅調として、金融引き締めを懸念。

・11月景気先行指数

 前月比-1.0%と予想の-0.5%よりも悪い。9か月連続減。景気悪化を懸念している。

・マイクロン 市場見通し

 「2023年のメモリ市場はここ10年で最悪の供給過剰となる。」

 コスト減として10%の人員削減を含むコスト削減策を発表した。

 関連する半導体および半導体装置メーカーも株価下落。

・テスラ 値引き

 年内の納車を条件に7500ドルの値引きを発表した。株価は続落。

良いニュースを聞いても悪いニュースを聞いても株価が下げる方向に動いているイメージです。今後しばらくは株価低迷として、マーケットが自信を無くしているのでしょうね。

 

半導体が厳しいです。メモリの低迷は前からわかっていたことですが、ロジックのメーカーも厳しいとみられているようです。昨日だけでいえば、AMDやNVIDIAの方がマイクロンより下げが大きいです。
この業界は様々な規制の影響が大きく、少なくとも2か月程度はナーバスな動きが予想されます。状況次第では景気循環による需給の話だけでなく、長期的な構造変化の可能性があります。

 

ヒートマップは広い範囲で赤くなっています。すべての業種で下落しました。
ハイテクが厳しいですね。GAFAM、テスラ、半導体と主力業界が全滅です。次いでエネルギーも厳しいです。景気悪化による原油価格低下、消費減が意識されています。

・債券

 短期ものの金利上昇幅が大きく、逆イールドが拡大した。

・原油

 景気悪化を意識して下落。

・金

 金利高から相対的投資魅力が下がり下落。

金が下がってしまいましたが、上昇トレンドは変わっていないと思います。ゆっくり待ちます。

景気動向は中国のコロナの状況で大きく変わるでしょう。ただし死者の統計の取り方を変えるなど、状況が見えなくなっています。