12/23(金)の米市場 インフレ抑制、消費堅調の指標から安心感の株高

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トピックス

・12月ミシガン大学消費者心理指数

 59.7と予想の59.1よりもよかった。消費が堅調であることを示し株価は上昇。

 11月PCE価格指数

 1年前に比べて5.5% 上昇。10月の6.1%増より緩和した。食品価格は 11.2%、エネルギー価格は 13.6% 上昇した。食品とエネルギーを除くコアPCE は4.7% 上昇した。

・エネルギーセクター

 欧米の価格上限設定、禁輸でロシア石油が12月に20%輸出減の可能性があると見られる。原油高により、エネルギー銘柄に買いが入る

インフレが落ち着きつつある指標が続きます。これだけ利上げしたので景気が悪くなり、各種製品の価格が下がってくるのは当たり前なのかもしれません。FRBはもともと不況になるのを覚悟して利上げをすると言っていましたからね。


ただし通貨量以外でこのインフレがなぜ始まったか・続いているかを思い出してください。

①コロナによるサプライチェーン混乱による製品高騰

②ウクライナ戦争によるサプライチェーンの乱れ、エネルギー高

③米中分断

長期的な物価高に対して安心できる要素はありません。小康状態という表現があっているのではないでしょうか。

 

ヒートマップは幅広い銘柄での上昇を示していますね。

その中でもエネルギーの上昇が抜きんでています。こういう日のディフェンシブ銘柄の値動きはびっくりするくらいつまらないです。ただし、投資は退屈に耐えることが重要だと考えていますので良い動きだと考えます。

・原油

 ロシア産原油が出荷減と見て上昇。

・金

 GDP成長率など経済指標が堅調と見て上昇。

欧州がこの冬を乗り切れそうとなったら、原油に対して強気に出ているように見えます。さて、次の冬に向けて準備は進むでしょうか。