今週は-97万円でした。マイナスが止まりません。
アメリカは小売りの決算悪化が嫌がられて一般消費財や生活必需品セクターが崩れました。そのあたりはまだ織り込まれてなかったのですね。
今週のピックアップ
市場トピックス
・4月中国小売売上高(前年比)予想:-6.6% →実績:-11.1%
4月中国鉱工業生産(前年比)予想:0.5% →実績:-2.9%
ものすごい減り方ですが、中国の統計は信用できません。これよりも悪化している可能性もあるでしょう。そして経済が悪ければ、政権維持のために政治的に無茶をするかもしれません。
台湾進攻の可能性がどれくらいかはわかりません。ロシアや北朝鮮と一緒に何かやる可能性も分かりません。
ただ、経済悪化のリスクは純粋な経済への影響だけでなく、もっと広範囲に影響を与える可能性を考えるべきだと思います。
米国はじめ先進国も中国に大きく依存している企業は多いです。
ロシアがウクライナを侵攻したように、理性的な計算では考えられないことも、起こりうるとして心の準備をしておきましょう。
よかった銘柄
IAU (iシェアーズ・ゴールド・トラスト)+2.10%
金価格はあがりました。
利上げ局面では下がるはずです。債券などに比べて魅力が下がるという理屈ですね。
ただし、先週は債券の値段が落ち着きました。それに加えて政治的な不安感が増しているのが金の値上がりの理由でしょう。
いずれにしても、インフレと不況と政治の不安定が同時に起こりつつある状況です。
安全資産としての金の保有はありではないかと思います。
ただし、金は株や債券のように生産活動に使われるわけではないです。個人的にはその意味でもやもやする部分はあります。
また金の価格が大幅に価格が上がるとすれば、次の利下げのときではないでしょうか。
悪かった銘柄
VDC(バンガード米国生活必需品セクタ-)-8.2%
以前に「心のよりどころ」とまで書いたVDCが崩れてしまいました。「ターゲット」など小売りの決算が悪かったことでセクター全体に悪影響を与えてしまいましたね。
これで4-6月の決算が各社悪くなることまで早々に織り込んでくれるのならよいですが。。。
特に中国の消費の弱り方がひどそうです。上海では4月の自動車販売台数が0との発表でした。そのような極端な数字に引っ張られて、米企業もびっくりするような数字が出てくるかもしれません。
ただ、ブランド力が強く、VDCに組み込まれているような銘柄であれば、相対的にはましだと思います。代表としてはP&Gですね。
インフレ対策として株を買うべきということであれば、引き続きVDCをもちつづけることはありなのではないかと思います。
不況も同時に起こりそうですので、バランスが大事です。完全に未来が読み切れるのでなければ、株にも、現金にも、債券にも、コモディティにも、不動産にもかたよるのはよくないです。
今後について
株価の上がり下がりはありましたが、特に方針に変更はないです。
買い進めるとしたらS&P500と考えています。
ハイテク株が利上げの影響で現在価値を下げられたり、個人情報規制の話があったりで厳しい状況が続いています。
ただし、冷静に考えると米企業が得意とするAIの価値は非常に高いと思います。マーケティングも、製造も、開発も、政治も、戦争もすべてを変えてしまうほどに。
その基礎が強いからには、どこかで反転はしてくるでしょう。
数年間かかるかもしれませんが。
またインド株を少し購入して、持ちながら勉強したいとの考えも変わりません。