市場は重い動きですね。
債務上限問題、インフレ指標の発表まちの状況は変わりません。
こんな時こそ「木を見て森を見ず」にならないように気を付けたいですね。



指標、ニュース

景気悪化を示唆する指標がでるも、底割れではない。
・NY連銀 ウィリアムズ総裁
「労働市場が強くインフレ率はまだ高すぎる」
金融引き締め継続を示唆する。
・4月 中小企業楽観視数
89.0と前月より1.1ポイント低下。
10年ぶりの低水準。
融資に困難があるとの回答は少なかった。
・4月 中国貿易統計
輸入は前年同月比7.9%減少した。
輸出は8.5%増えたものの、伸びは前月の14.8%から大幅に鈍化した。
世界的な景気減速を反映している。
債務上限問題と、明日のCPI発表待ちで、市場は様子見ムードが続く。

手控えですが、弱含みですね。
さあ、明日はCPIの発表です。
最近、市場の方向性を決める出来事がすくないために変な注目のされ方になっていますね。
これまでは「金利の上げ幅や最大金利を見極める」との観点でした。
今回は「利下げがいつ始まるか」の手がかりにしようとしてます。
非常に難しそうな気がしますが、、、
金融不安、地政学リスクも高いままですし、全体的には厳しい環境は続いています。
セクター別、個別株

ほとんどのセクターで下げた。
特にハイテクが下落大きい。
資本財サービスセクター +0.2%
ボーイングが大型契約を発表した。
それに引っ張られて全体も反転した。
情報技術セクター -0.7%
半導体関係株が弱い。
各社決算の弱気の予想を反映か。


全体的には景気悪化を意識してます。
金利は動かず、原油高ではあるのですが景気は重いムードですね。
半導体関連は7月以降回復といわれていましたが、そのシナリオが崩れると全体の雰囲気も一段と悪化しそうです。
長期投資として
中国の貿易統計が発表されました。
内需は弱いようです。
中国の統計は信用できないものが多いですが、貿易は比較的信憑性が高いかなと思います。
景気が悪いのは仕方ないですが、成長力が落ちているなら大きな問題です。
一部産業では技術力も世界トップといわれていますが、その産業だけで国全体の水準を押し上げることは簡単ではないです。
ただ近隣の先進国であったはずの日本と韓国が長期競争力はグダグダです。
地域大国として相対的にはまだ伸びるのかもしれませんね。
まとめ
株価が動きづらい状況が続きます。
CPIの発表などに注目が集まりますが、市場全体は引き続き厳しい状況です。
個別のイベントで振り回されないよう常に長期の目で市場を見たいです。