DOW-0.4%、NASDAQ+0.5%と割れる。債務上限協議を前に方向感はでない。

ニュース
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株価は高安割れています。
当局の金利へのタカ派発言で金利が上がるなど、なかなか読み解きにくい展開です。

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指標、ニュース

市場は債務上限の行方を見守る

・債務上限問題
 バイデン大統領とマッカーシー下院議長の協議がまもなく開始される。
 大統領は1兆ドルの歳出削減案を示したとして、共和党へも歩み寄りを求めている。
 市場は行方を見守り、大きな動きには出られていない。

セントルイス連銀 ブラード総裁
 「インフレ鎮静化のためにはあと二回の利上げが必要」
 「1970年代と同じようにはならないようにするべきだ」
 市場にタカ派の発言と捉えられる。
 

ミネアポリス連銀 カシュカリ総裁 
 「6月のFOMCで利上げするかは五分五分」

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次回FOMCでの利上げ可能性もあります。

債務上限問題が続きます。
前からわかっていた問題なのに、どたん場にきてバタバタしますね。
これでデフォルトになったら明らかに関係者の努力不足だと思いますが。

FED watchによると次回は利上げがないとする人が多いです。
実際に利上げされると株価に悪い影響が出そうです。

セクター別、個別株

ディフエンシブ銘柄がさえない。

通信セクター +1.3%
 グーグルが+2.1%と全体を大きく押し上げる。
 AIへの期待が続く。

生活必需品セクター -1.3%
 景気後退から小売りが厳しいとして幅広く売られる。

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AI関連が強いですね。

年初来では通信セクターは29%に迫る上昇です。
情報技術セクターも26%を超えます。
金利動向や、デバイスの市況から考えると非常に強いですね。
さすがにAIバブル論も出てきているようですね。

長期投資として

中国がマイクロンの輸入を差し止めるとしました。
半導体の中でもマイクロンが製造しているメモリはYMTCなど自国での代替がききやすいとの判断ですね。

半導体輸出規制は今までデバイスや製造装置が中心でした。
これからサプライチェーンの分断がさらに進み、素材の話になるとより日本企業を直撃します。
日本の企業はマジメなので、第三国を経由する取引も減るでしょう。
その場合は中国も大元の原料について輸出規制を考える可能性があります。

その時こそ地政学的にも経済的にも大きな危機転換点となる可能性があります。

まとめ

様々な問題がある中でも市場はなかなか大崩れしません。
もちろん警戒は解けませんが、米国の底力を改めて感じさせられます。
AI以外に、何かもう一つ全体を引っ張る良いニュースがあるとよいとは思いますが。