FOMCは順当でしたね。




株価の動向
FOMCでは金利、声明ともに予想どおり。
指標、ニュース
・FOMC
利上げ幅は事前予想通りの0.25%となった。
声明ではインフレリスクに注意を払っていることを強調。
銀行システムが強靭であることも言及した。
前回にあった「いくらかの追加引き締めが適切となる可能性を見込む」との文言を削除し、引き締めの減速も示唆した。
市場はインフレを強調したタカ派ととらえて、株価は下落。
・4月 ADP雇用者数
+29.6万人と予想の+14.8万人よりを大幅に上回る。
サービス部門が22.9万人増。その中でもレジャーサービスが15.4万人増と、全体をけん引した。
一方で製造業、金融などは減少。
・クアルコム
今後スマートフォン向けのチップ需要が低迷するとして、さらなる決算の悪化を示した。

FOMCは特にサプライズがなかったように思いましたが、、、
あえて言うなら、次回FOMCで利下げを見込んでいたものの、それはないと感じたということでしょうか。
それも元々FRBが言っていたとおりですので特に驚くことはありません。
株価は景気悪化を見越したとの要素もあるでしょうが、これも予定通りです。
FRBが景気悪化させるといっていましたので。
今後利下げ開始まで毎回この傾向が続くのでしょうか。

セクター別・個別株
ヘルスケア以外すべてのセクターで下落。
エネルギーセクター -1.6%
引き続き景気後退懸念で原油が大幅下落。
それに伴いエネルギー株も売られる。
ヘルスケアセクター +0.3%
イーライリリーが開発中のアルツハイマー薬の効果を実証できたとの発表に引っ張られる。


金利が下がってもハイテクの株価が上がらなくなっています。
景気悪化ムードですね。
原油価格が下がるのは消費者としてはありがたいですが、中東と米国の関係がよりおかしくならないか心配です。
中東は減産したいでしょうが、不安定要素が多いので米国はそこそこの価格での安定が希望でしょう。
まとめ
金融不安のムードは低くなっていますが、景気悪化の雰囲気が漂っています。
経済全体を引っ張るような要素はありませんので、しばらくは調整がつづくでしょう。
AIプチバブルは期待先行が過ぎていると感じます。
インフレも完全な収束にはなっていません。
こうなってくると長期投資では、資産保全が大切です。
市場が下がる時に自分のPFの下がり幅が小さければ非常に立派な前向きの投だと思います。
騒がず無理せずのメンタルが大事でしょうね。
市場に居続ければいつかきっと反転してくれると信じています。
ただし、反転の主役が米株かはわかりませんので、その見極めに力を注ぎたいです。