NVIDIAを発信元とするAIの熱狂は少し落ち着きました。
改めて債務上限の問題にスポットライトが当たっています。
そのフィルターをかわして、しっかりと経済状況自体も見ていきたいです。



TOPニュース

債務上限の議会協議の動きを見守る。
・債務上限問題
バイデン大統領とマッカーシ下院議長の合意を一旦好感した。
民主党と共和党の法案の事前協議が始まるが、一部共和党議員が反対を表明している。
現在のXデイは6/5とされており、そこを意識した協議が続く。
・NVIDIA引き続き上昇
各社との協業を発表して引き続き上昇。
時価総額は1兆ドルを超える。
マイクロソフト、グーグルは下落、アマゾン、METAは上昇するなどAI関連銘柄は分かれる。
・S&Pケースシラー住宅価格
-1.15%と予想の-1.6%よりはよかった。
住宅価格の下落が収束した可能性がある。
・コンファレンスボード消費者信頼感指数
102.3と前月から1.4%さがる。
労働市場や、今後の先行きへの見通しが悪化した。

神経質な動きです。
債務上限問題では引くに引けない人たちがいるようですね。
どれだけ米国や、世界全体のことを考えているか疑問に思います。
イギリスでEU離脱が決まった後、推進派の重鎮が「本当に、、、」とのリアクションをしたのを思い出しました。
これらの動きを「プロレス」と割り切れるのかはわかりません。
また国のエネルギーを注ぎ込むのはそこではないと思います。
それを除くと雇用関係の指標を待ち、FRB・FOMCの動きを読む展開となっています。
セクター別、個別株

ハイテク以外は下落のセクターが多い。
通信技術セクター +0.5%
NVIDIAが引き続き引っ張る。
エネルギーセクター -1.3%
債務上限問題とOPEC会合の見通しから原油が下落。
それを受けてエネルギー株も下落した。


AI関連以外も注目です。
生活必需品、ヘルスケアといったディフェンシブ銘柄が下がっています。
ここ一年で見ると大きくハイテクに水をあけられています。
PFでハイテクの割合を増やす誘惑にかられますが、このAIによる株高傾向をまだ信じ切れていないです。
それまでに恩恵をかなり受けたので、短期の動きにはつられないようにします。
長期投資として 原油について
足もとではOPEC+の減産は無しとして価格が下がっていますね。
数ヶ月から一年の中期的には中国の経済状況が良くないので、需要が厳しいままでしょうか。
戦争と欧州の気候などの問題もありますので一方的に安くなるとは思えませんが。
長期的には価格は安定しそうです。
エネルギーの代替もなかなか難しいですし、石油化学も簡単には減らせません。
結局は米国に有利な状況が続くと思います。
中国はエネルギーが自国で賄えないのは、米国との競争で大きな足かせです。
まとめ
AIの熱狂が少し落ち着きました。
改めて債務上限問題に注目が集まっています。
今週は雇用の指標が相次ぎますので、引き続き注目します。