S&P500は1.6%上がりました。
債務上限問題にゆれていますが、妥結の見込みが強くなったとして安心感が広がっています。
またAI関連は引き続き堅調ですね。


今週のアメリカ市場
債務上限問題
合意が近いといわれたり、週末は一時停止になるなど確定的なことはまだ決まっていません。
バイデン大統領が帰国しないと合意はできないでしょう。
金融不安
イエレン財務長官が合併について言及したことから改めて金融不安が再認識されました。
パウエルFRB議長も金融機関の状態を見極めながら政策金利を決める必要性を言っています。
いつ再燃してもおかしくない状況が続きます。
小売り決算
価格競争力のあるウォルマートが良く、少し高価格帯のターゲットが悪かったです。
米国が生活防衛に入りつつあることを示しています。
ただし経済指標は極端な悪化は示していません。
セクター別

ハイテクが引き続きAI関連で引っ張っています。
特にNVIDIAは非常に強いです。
一方で景気に左右される銘柄は厳しいです。
米国市場がAI一本足打法になっています。
今週の損益・売買
新規購入はありませんでした。
SBIの評価為替で2.8%の大幅円安でした。
私は為替で98万円のプラスでした。
つまり円安がなければ13万円のマイナスです。
また、もし持ち株がすべてVOOでしたら為替の効果も含めて165万円のプラスでした。
市場平均に惨敗でしたね。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VCR( バンガード米国一般消費財 サービス セクター ETF)
アマゾン、テスラが好調で引っ張ってくれました。
味の素、三井物産
日本株は好調が続きます。
PBRから考えて割安との見方が言われています。
低く抑えられてきた理由があるので、私はそれほどは楽観的には見られません。
悪かった銘柄
VCLT(バンガード 米国長期社債 ETF)
債務上限問題や米金融の安心感などから金利が上昇傾向です。
その中ではかなり厳しい結果となってしまいました。
VDC(バンガード 米国生活必需品セクター ETF)
リスクオンムードですと、いわゆるディフェンシブ銘柄は売られてしまいますね。
小売りがぐらついていることもありますが厳しい状況でした。
持ち株の割合

VOOのシェアが0.5%アップです。
今週はS&P500に全くついていけなかったことを示しています。
長期目線での投資方針
AI以外に米経済に明確によい材料は見当たりません。
何となく上昇していますが、これだけが支えの状況は恐ろしいです。
景気の急激な悪化やアクシデントもしっかり視野に入れなければなりません。
追加投資としては今週も変わらず、VDC、金、債券、AIプチバブルに乗っていないハイテク株、インド株への買い増しを考えます。
ただし、債券は為替負け・インフレ負けしやすいので購入限度はそれほど高くないです。
まとめ
市場の目が債務上限交渉に注がれる日が続きます。
明らかに不健全な状態です。
その動きとは一線を画して、長期の目線で市場を見続けたいです。