【2/1(水)米市場】 予想外のパウエル議長ハト派発言で株価は上昇

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FOMC

 0.25%の利上げを発表して、政策金利の誘導目標は4.5-4.75%とした。

 前回の0.5%より利上げは縮小。事前予想通り。

 パウエル議長は「ディスインフレプロセスが始まった」との発言をした。予想よりハト派の発言となり株価は上昇した。

・米 1月ISM製造業景気指数

 47.4に低下。事前予想は48.1。20年5月以来の低水準となった。

 とくに新規受注指数は42.5と12月の45.1から大きく低下した。

・米週間原油在庫

 +414万バレルと在庫減の予想に反して大幅増。原油価格は大幅下落で反応。

米 12月求人件数

 1101万件と予想外に増加。堅調な雇用環境を示す。

 一方でADP民間雇用者数は予想を下回る。

・商務省 寡占是正

 スマホのアップル・グーグルの寡占是正を議会などに求める。

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全体:

パウエル議長から予想よりもハト派の発言がありました。これが市場によいサプライズとなり、株価は大幅に上昇しました。裏を返せば景気悪化が思っているより進んでいることを示しているのでしょうか。昨日発表の指標も総じて景気悪化を示しています。

政策金利の上昇はゆっくりと効果が出てきますので、今後の各社決算や指標をじっくりと見ていきたいです。

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セクター別:

ヒートマップを見ると幅広く上げています。

特にハイテク、一般消費財といった金利に敏感なセクターが大きく上げています。市場全体を引っ張ってくれます。

長期投資的にはハイテクの懸念が減ったとは思えませんので、もうしばらく慎重に見ます。

個別銘柄ではテスラが5%の上昇ですが、乱高下を繰り返していますね。

 

一方でエネルギーは下げました。景気悪化・在庫上昇を基にした原油価格の下降を反映しています。

・為替、国債

 パウエル議長の発言を基にして、ドル安、金利安が進む。

・原油

 アメリカの在庫増の発表を受けて価格を下げる。

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原油動向は引き続き注目です。ウクライナ戦争やOPECプラスの動向など変数は多いですが、根本的に需要の力強さはないですね。インフレを抑える方向に働きそうです。