【2/10(金)米市場】金利上昇ムードでハイテク下落。最近の謎の上昇分を吐き出していくか。

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トピックス

・政策金利見通し

 雇用統計などを受けて今後も政策金利の上昇が続くとの観測から株価の上値が重い。市場が織り込む政策金利のピークは、今月初め5%弱から今は5.2%となった。

フィラデルフィア連銀 ハーカー総裁

 軟着陸に自信を示す。

「政策金利は5%腸でしばらくとどまる必要がある。」

・ミシガン大学消費者心理指数

 2月に66.4に上昇し、1月以来の最高水準に上昇した。事前予想の65より高い。

リフト決算

 予想に反して赤字となった。ウーバーへの対抗で値下げしたことが響いたと思われる。株価は大幅下落。

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全体:

政策金利上昇の影響が強いですね。原油高で恩恵を受ける企業が全体をサポートしているイメージでしょうか。世界が不安定な時は資源を持てる国と持たざる国で差が大きくでます。

いずれにしても少し長い目で見れば、ハイテクを中心にした謎の楽観上昇分が剥がれ落ちているだけでしょうか。

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セクター別:

上げ下げまちまちですが金利上昇の影響を受けています。

エネルギーセクターが上昇しています。原油高を受けた素直な動きです。

下げたのはハイテクです。グーグルは引き続き元気がありませんね。よほど先日発表のAIが良くなかったとの評価なのでしょう。

NVIDIA、AMDはマイクロソフト、グーグルのAI関連の発表で上がっていた分が戻ってしまいましたね。

一般消費財セクターもよくないのですが、テスラの動きが大きすぎて消費動向と関係ない動きになっていますね。小売りそれほどは悪くない動きです。消費の底堅さはまだまだ信じられているようです。コロナの過剰貯蓄がいつ終わるか諸説ありますが、もう数ヶ月はこの観点で異変が起きないか注意です。

原油

 ロシアが約5%にあたる50万バレルの生産量を削減するとした。制裁への報復。原油価格は上昇。

・国債

 引き続き雇用統計からの上昇を見越して金利引き上げが意識される。

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ロシアの動きは想定できるものではあります。それにしても中東は原油高にただ乗りですね。ウクライナ戦争をありがたく考えているかもしれません。ただ長期的に見る場合はあくまで中国との関係がどうなるかが大切です。
 

ウクライナの戦闘激化で小麦が上がっているようです。春には大規模戦闘があるといわれています。終戦条件がまとまらなければ関係国が国力を無駄に消費します。その場合第三国が経済的にはチャンスだと思うのですが、インドが足もとで転んでいるのは悲しいところです。