【2/13今週のアメリカ市場】 CPI、PPIが発表予定。長期投資的には冷静にみまもります。

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おはようございます。

今週も各社の決算発表がつづきます。GAFAMが終わってピークは過ぎた感がありますが、消費動向は引き続き注目です。これまでの決算では景気が危機的な状況にはなっていないために、この不況もうまく乗り切れるのではないかとの雰囲気が出てきています。この楽観が一番危険だと感じています。私としては多少の利益のとりっぱぐれは気にせず、スタグフレーションも頭に入れながら資産の防御力を考えたいです。

原油価格が少し高くなってきました。やはりまだまだ原油は世界経済に大きな影響を与えそうです。

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指標予定

今週は多くの指標が発表されますね。
CPI、PPIが特に注目されます。前年よりは下がるとされていますが、多少の予測との差では一喜一憂しないことが大切でしょう。

最近原油動向がざわついてきています。価格動向と共に原油在庫は確認したいです。今中国の景気回復期待とロシア・OPECの価格つり上げの間で価格は揺れています。米の原油消費量が変動していると今後の動向はややこしいです。

決算予定

顔ぶれは地味ですが、アナログデバイシズの決算発表はアプリケーションごとの半導体動向がわかります。
アプライドマテリアルズは半導体製造装置メーカーです。中国禁輸でどのような動向になっているのか注視したいです。最近半導体製造装置の中国への禁輸措置は、日本やオランダだけに制限をかけて米メーカーだけが儲けるための策略ではないかとの論調があります。各国のメーカーで得意な工程が分かれているので、その意見には簡単には賛成できません。また、この状況をコントロールするほど米に余裕があるようには感じません。

長期投資のピックアップ

中国
 春節後の大きな混乱は聞こえてきませんね。消費も活発だったようです。日本への恩恵が少なかったことだけが寂しいところでしょうか。
 中国が中所得国の罠に陥るかの瀬戸際です。21年の一人当たりGDPが12,556ドルです。IMFによる成長実績・予測は22年3.2→3.0%、23年4.4→5.2%、24年4.5→4.5%です。為替動向もありますが、もう数年順調に成長したら罠の脱出の可能性があります。ただし脱出には経済構造の転換が必要だとされています。統計も信用ならないので見方が難しいところですが。
 
原油動向
 値上がりの要素が大きくなってきました。ロシア減産、OPECは増産せず、中国景気は回復の見込みです。100ドルまで上がるとの予測も出てきました。ここで春にウクライナ戦争が激しくなれば非常に価格は不安定になりそうです。石油はエネルギーというだけでなく、石油化学として多くの製品の原料となっています。あまりに価格が高くなってインフレが再度進む場合、耐えられなくなるのはどの国でしょうか。
欧州がこの状況を考慮しながら再生エネルギーと言っていたのか聞いてみたいです。石油化学の原料が減ればさらに化学品の価格はあがりますよ。バイオ由来の製品で多くをまかなえるつもりなのでしょうか。欧州がぐらつけば長期的には世界状況の変動としてインパクトがあります。