【2/23(木)米市場】 NVIDAの決算でAIへの期待が高まり、半導体関連企業の株価上昇。

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トピックス

・米2022年4Q GDP 

 個人消費の弱体化を反映して速報値の2.9% から 2.7% に下方修正された。

・米失業保険新規申請者

 19.2万人と予想の20万人を下回る。労働市場の底堅さを引き続き示すとともに、利上げ継続観測を生む。

・NVIDIA決算

 売上は21%と大幅減少ながら、事前予想よりもよく底堅さを示す。

 今後の売り上げについてはAI市場への期待を示し、株価は14%上昇した。

・アリババ決算

 利益が69%増と大幅増益の決算を発表した。事前予想よりも30%以上よかった。中国市場の個人消費の力強さを表している。

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全体:

経済全体指標は強弱両方の材料が出ましたが、NVIDIAの決算発表でハイテクの雰囲気が一変しました。AI市場をどう見るかで、今後も関連ニュースの解釈が分かれていきそうですね。とは言えNVIDIAはここ10年で80倍程度の株価上昇です。すでに6000億ドルの時価総額ですので、どれくらいの上昇余地があるかは疑問です。いずれにしてもAIは全能であるということは全くありません。ここの見極めですね。

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セクター別:

強弱別れました。

NVIDIAの陰に隠れましたが、一番良かったセクターはエネルギーです。原油価格上場をストレートに反映しました。

ハイテクの中でも半導体関連がよく、市場を引っ張りました。私としてはどこまでAIの恩恵があるかは疑問ですが。

消費材関連が幅広くよくなかったです。こちらは冷静に市場を見ています。

・原油

 ロシアの輸出減の発表と、モルガンスタンレーなどの需要見通し上方修正を受けて価格上昇。

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原油はこれまでさげていた反動もあるので、若干の上昇には大きく反応すべきではないでしょう。

ゴールドは金利上昇を受けて、しばらく価格がダラダラ下がってしまっています。ここも前提が大きく変わったわけではないので気にしません。