【2/28(火)米市場】 消費関連は強弱入り混じる。市場は方向感出せず。

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トピックス

・米 消費者信頼感指数

 102.9と事前予想の108.5を予想を下回る。足元の労働市場は堅調なものの、物価上昇と先行き不安を示す結果となった。

 在庫指数

 小売り在庫は+0.3%と予想を上回るものの、卸売在庫は-0.4%となり予想を下回った。

・米 中古住宅販売成約指数

 1月は前月比+8.1%と予想の+1.0%を大きく上回る伸びとなった。

・BcA政策金利予測

 インフレが長引くとして、最終的に6%近くになると予測した。

・ターゲット決算

 売上高は予想を上回るもコストが上回り利益は大幅減。今後の予測も市場の事前予想を下回る。株価は1.5%の上昇。

・ズーム決算

 第四四半期のEPSは1.22ドルと予想の0.82ドルを大きく上回る。
 

*市場全体ではISM製造業、非製造業景気指数の雰囲気が続く

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全体:

消費者信頼感指数が予想を大きく下回りましたが、住宅市場は堅調な指数など消費者の動向は何とも言い難い状況です。株価も大きな方向感は出せない展開でした。株価をウォッチしている身としては、面白くもなんともない展開ですね。市場はISMの指数発表待ちの雰囲気です。
アナリストも年内の利下げ確率を5割以下としました。インフレとの戦いが長期戦であることが徐々に市場にも浸透しています。FRBはずっとスタンスを変えていないですが、解釈の問題ですね。インフレが落ち着いて悪い指標が増えるにしたがって、どこかでふるい落とされる投資家が増えてくるでしょうか。

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セクター別:

まちまちとなっています。

一番厳しかったのは公益事業でした。電力関係が厳しかったです。

次いでエネルギーも下げています。原油は上昇しているのですが、株価の動向は難しいですね。ヘルスケアも総じて軟調です。

ナスダックはほぼ横ばいなど、ハイテクは比較的堅調でした。

・国債

 インフレ懸念が強く、金利は一時大きく上昇したが最終的にはほぼ横ばいとなった。

・原油

 中国の需要回復との楽観的な見方に支えられて価格上昇。

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原油は米国需要減と中国需要増の見込みで揺れ動いていますね。短期ではその綱引きかもしれませんが、数ヶ月の中期的には戦争の行方、産油国の意向などを見逃さないようにします。