



ピックアップ
・雇用統計
先週の強い雇用統計(先月の雇用者数+51.7万人)を重視。金融引き締めが連想される流れを引き継ぐ。
・イエレン米財務長官
「50万件の雇用と50年以上で最低の失業率のもとで、景気後退はない。」
「インフレ率が大幅に低下し、経済は堅調を維持する。」
・ロシア産アルミに200%の関税
内部情報としてブルームバーグが報じる。引き続き緊張が続く。

全体:
先週の雇用統計の流れを引きついでいます。良いニュースは悪いニュースとして扱われています。しかし雇用と消費の米の底堅さはすごいですね。リストラのニュースが目立ちますが、そろそろ統計にも表れてくるでしょうか。7日にパウエルFRB議長のインタビューがありますので注目です。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁からは利上げ継続の発言も出ています。Fed watchによると、市場は次回FOMCで0.25%の利上げするとみていますが、0.5%の意見もあるようです。

セクター別:
ヒートマップを見ると特にハイテクが厳しいです。利上げ継続観測が直撃していますね。またハイテク大手の決算が出そろいクラウド、広告の伸びが嫌気されています。しかし、アマゾンは長年利益を残さずに先行投資に振り向けていました。決算数字はよく見ないと本当の姿は見えないかもしれませんね。
利上げ意識のなかで、金融も下げています。
コスティン氏らGSのグループは今年の株価上昇は終わりとのコメントも出しています。当面は先行き厳しそうです。


・国債、為替
好調な雇用統計を受けて金利引き締め継続が連想されてドル高、金利高が継続。
・原油
国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長が中国の景気回復により原油需要を押し上げるとの考えを示す。
サウジは3月積みの原油販売価格を引き上げると発表した。

金利がまた上昇しています。インフレのときはなかなか買いづらいですが株価の見通しが厳しい中で、また人気も出るかもしれませんね。私も購入を検討します。
その他に何を買うかですが、インド株は引き続き注目しています。アダニショックは逆にチャンスかもしれません。もちろん途上国特有のリスクは大きいですが、チャンスも大きいです。