今週の買い増しは無しです。
損益はマイナス80万円でした。守りのPFですので、損失割合はS&P500に比べて半分以下に抑えられました。ここのところ呪文のように唱えますが、慌てず無理せずの投資スタンスを続けたいです。


アメリカ市場のうごき
今週はSVBの破綻があり市場に動揺が走りました。過去を振り返ると、リーマンショックの時は日ごとに信用不安が起こり、大手金融機関がつぶれそうになりました。当時のFRBバーナンキ議長の回顧録などを読むと非常に生生しいです。まだそこまでの状況にはいっていないでしょうか。週明けに激動があるのでしょうか。予想はつきませんが、想定しておくことはできます。
労働市場に少し変化が兆しが見えました。2月の失業率が3.6%と若干上がりました。ただし全般的には好調な指標が続いています。
これらを考えるとFRBとして非常に利上げ幅を決めづらくなってきました。ここの数字を予想しながら投資をすると非常につらいです。短期の動向は気にせずに、より長期の動向に注目したいです。
ヒートマップでもきれいな赤一色となっています。
悪かったセクタートップスリーは素材、不動産、金融でした。見事に景気悪化が意識されています。

次回FOMCの利上げ幅が0.25%か0.5%になるかで揺れた一週間でした。FED watchによると今のところ7割が0.5%の予測です。来週のCPI発表は注目されますが、それよりもSVBの余波で金融関係がざわつかないか注意です。ざわつく場合0.5%の可能性は低くなりますが、これまでとは緊張感が違ってきます。

私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VCLTが良かったです。
金利は下がり傾向ですので、そのまま反映されています。ただし経済全体の信用収縮が進むと全く話が違ってきて値下がりに向かいますので簡単には喜べないです。
IAUが良かったです。
最後二日くらいで一気に回復しました。有事のゴールドですね。
悪かった銘柄
VCRが悪かったです。
構成比が大きいアマゾン、テスラが悪かったのが全体を押し下げています。それだけでなくホームデポ、GM、フォードなども厳しく一般消費財セクターはよいところがないですね。
特に悪いセクターの素材、不動産、金融は割合を増やしていませんので、最悪の事態は避けられたとの感想です。
持ち株の割合

VOOが悪かったので、全体に占める割合が一気に0.5%さがりました。この辺りは自然に調整された感じですね。
今後の方針
もともとFRBは景気悪化させてでもインフレを抑えるといっていたので、予想された状況です。金融不安が全く起こらない景気悪化もないと思います。
ただし程度問題ですね。リーマンショックのように世界最大クラスの投資銀行が軒並み倒れるかもしれないとか、大手商業銀行も緊急増資が必要などになると厳しいです。
またリーマンショックの時になかった要素として米の中国との対立があります。経済の刺激策は中国を利するようなことはできません。意外と様々な政策が不自由になる可能性があります。ここは要注意です。
現金の扱いの検討と、買い増しするのであればディフェンシブ銘柄、EPI、債券、ゴールドといったところは変わらずです。