



トピックス
・2月ISM非製造業総合景況指数
55.1と事前予想の54.5を上回る。前月の55.2よりは若干減。
新規受注、雇用ともに堅調で市場の底堅さを示す。
・FRB金融政策報告書
インフレ率を下げるには、成長率がトレンドを下回り、雇用市場が軟化する期間が必要になる可能性が高いと繰り返した。
来週火曜にパウエル議長が上院銀行委員会で証言予定。
・サマーズ元米財務長官発言
「米金融当局は3月の50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の行動に門戸を大きく開いておくべきだ」
「米当局の現状を適正に判断するとすれば、ここ約1年でこれほど後手に回っていることはないと言えるだろう」
・コストコ決算
売上は552.7億ドルと事前予想の555.8億ドルを下回る。今後のインフレ抑制について述べるも、株価は下落で反応。
・C3・ai(AIサービス)決算
EPSは-0.06ドルと事前の-0.22ドルよりも大幅に良かった。株価は33%のプラスと大幅高。
・ブロードコム決算
事前予想を上回り、ネットワークインフラへの投資は継続していることが確認された。
・アマゾン
人員削減のため、バージニア州の第 2 本社の建設を一時停止を発表した。株価は上昇で反応。

全体:
最近のトレンド通り、市場が堅調な指標と金融当局の引き締め発言が続きます。決算も新たに発表された分は概ね良好でした。結果的に株価は上昇しています。

セクター別:
すべてのセクターで上昇しました。気持ちよいですね。
特にハイテク関係が好調です。金利上昇の一服とC3・aiに代表されるようにAIへの期待が増しています。
金利が下がる中で金融が上昇するなど、全般的に良いムードでした。
私もAI産業は非常に期待していますが、株価全体をどこまで押し上げるかは未知数です。通信網などのインフラが整うタイミングを考えたときには、数年単位で見た方が良い可能性もあります。ただし、マーケティングなどでうまく使いこなすことができた場合、ハイテク以外の企業には即効性があるかもしれないと考えています。


・国債
依然として市場は強いことは確認されたが、10年債の利回りの4%を意識して調整されて下落。
・原油
UAEがサウジとの対立からOPEC脱退を検討しているとの報道。一旦下がったのち上昇で終わる。

原油のUAEの件はびっくりするニュースでしたね。信憑性等よくわかりませんので続報をまちます。
ゴールドが少しづつ回復してきました。金利高傾向はまだ続くので、短期で上昇トレンドかはまだわかりませんが。