【3/9(木)米市場】 労働指標悪化とSVB Financial不安で株価は下落

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トピックス

米新規失業保険申請者 予想より増

 21.1万人と予想の19.5万人より多い。前週より2.1万人増加。朝方は金融引き締め軟化を意識して、朝方は株価は上向く。

・米 2月人員削減数

 7.8万人。高い水準が続く。小売り、金融業界にも削減が広がる。

・GM 早期退職計画を実施

 米の5年以上、全世界の2年以上働いている従業員が対象。

・SVB Financial 資産現金化

 今後の市場の悪化を予測し、金融資産を現金化を進めている。それに伴い8億ドルの損失が発生する。12.5億ドルの増資も発表。新興企業の預金減少からキャッシュフローの問題が発生していることがあらわになった。

 株価は60%の大幅安。金融セクター全体にもマインドの悪化をもたらす。

 

10日発表の雇用統計発表待ちのムードもただよう。

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全体:

SVBのニュースは不況時の単語が並んできましたね。信用収縮がどこまで広がるか心配です。ただし、これを乗り越えないと本格的な経済回復とならない可能性もあります。

今後もFRBの動向がどうしても注目されますが、長期の経済・景気動向では財政と長期的な政策も大切です

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セクター別:

全てのセクターで株価は下がりました。

一番値下がりが大きかったのが金融でした。SVBの余波ですね。

次いで素材です、景気悪化が意識されています。

値下がりが少なかったのは生活必需品ですが、それでも1%近い下落です。

・国債

 労働市場の悪い指標、SVBを見てやや金融引き締め軟化と見て金利安。

・原油

 引き続き利上げによる景気後退が意識されるて価格は下落。

・ゴールド

 金利安から、相対的な魅力回復としてゴールドは上昇。

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景気悪化の指標が出ていますが、1日だけではなんとも言えないですね。もう少し長期の動向を見たいです。

雇用統計、CPIと続きますので、FOMCは本当に判断が難しいですね。そうであるなら私たちは決定される利上げの数字だけを見てはいけませんね。もう少し中身をしっかり見たいです。