【4/10(月)米国市場】 CPI公表を前に落ち着いた週明け。公表後も大変動はなしか。

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株価の動向
雇用の弱さの心配よりも、安心感の方が強い。

・3月 雇用統計
 先週金曜日に雇用統計が発表された。
 非農業部門の雇用者は+23.6万人と予想の+24万人をやや下回る。

 金曜日は休場のため、月曜日にその影響が出る。
 市場は概ね堅調と見る。

・2月 卸売在庫
 +0.1%と予想の+0.1%を下回った。
 自動車が大幅に増えて耐久財が+0.5%となったが、それ以外は-0.5%

・アップル PC販売
 1QのPC出荷台数が40%減少した。
 株価は1.6%下げる。
 全メーカーの出荷台数も29.0%減。

・NY連銀 インフレ予想
 1年後のインフレ率を4.7%と5か月ぶりの上昇
 3年先は2.8%と前月より上昇。

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市場はCPI、PPIなどの指標の発表を控えて様子見が強いようです。

金融危機回避と景気悪化の両方を示す指標が続きます。
FRBの想定通りのシナリオになりそうです。

投資は国策には逆らってはいけないという原則があります。
そうであるなら、しばらくは不景気の中でも金利が高い水準でとどまる覚悟が必要ですね。

セクター別・個別株
金利上昇を反映した。

半導体 
 サムスンのメモリ減産を受けてマイクロン、ウェスタンデジタルが逆行高。
 NVIDIA、AMDなども前週の下落分を取り戻す。

通信サービスセクター -0.7%
 金利上昇予想を受けてハイテクは下落。
 これまでの上昇の反発もあるか。
 その中でもグーグルの下落が厳しい。


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資本財は好調でした。
ただGEが全体に与える影響は本当に小さいですね。

国債・商品・為替
金利高と景気悪化を反映。

為替
 米国の金利高に加え、日銀の植田新総裁の会見を受け、当面金融緩和継続として円安。

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為替は今後は円高とんお予想が多いです。
米利下げと、日本の潜在的な利上げ圧力を見込んでいます。

まとめ
CPIの発表を前に、市場参加者は動かずとの状況ですね。
週明けで特に大きなニュースもありません。

これまでCPIは、予想より高ければ金融引き締めと見て株価は下がりました。
反対に予想より低ければ株価は上がりました。

極端な動きをしなければ、あと一回の利上げで打ち止めが市場のコンセンサスです。
ターミナルレートの議論も少なくなってきています。
利上げ完了後いつまで続くかという議論は進んでいません。
結論としてCPIが予想と多少前後するくらいであれば、金利・株価に大きな変動はないのではないでしょうか。