損益は+33万円でした。
米国市場は全体的に好調でした。
消費者物価指数(CPI)発表、銀行決算を無難に通過しました。
買い増しは無しです。
0.6%の円高で米国株の円評価額が下がりましたが、株高が上回っています。
債券が足を引っ張りましたが概ね堅調です。


アメリカ市場のうごき
消費者物価指数(CPI)
予想よりも若干下回りました。
発表直後は金融引き締めの圧力低下と見て1%程度の株高となりましたがすぐに戻りました。
今後の景気悪化も見越して冷静でしたね。
銀行決算
特にJPモルガンの決算が良かったので雰囲気が非常に良くなりました。
大手にはシステム不安は関係ないという安心感が広がっています。
但し初めて起こっていることが多いです。
金融引き締めの速度だけでなく、中国の台頭はじめ国際環境も大きく変化しています。
まだ安心はできないです。
セクター別状況
エネルギー、素材、金融といったセクターの好調が目立ちます。
金利上昇の割にはハイテクも崩れずとの印象です。
いくつかのマイナスの銘柄もありますが、これまでの上昇から考えるとやむなしという銘柄も多いです。
マイクロソフトやNVIDIA、AMDはその代表でしょうか。

次回FOMC予想
前週末は.25%の利上げを予想する人が71%でした。
今週は利上げがあるとする人が78%となり、少し増えましたね。
大手金融機関の強さが市場全体の安心感につながっており、FRB高官のタカ派より発言にも引っ張られました。

米中競争
当事者二カ国は比較的抑制的でした。
「表から見える分は」ですが。
ただし、マクロン仏大統領が中国に経済界の代表を連れて行ったあと、「台湾情勢について米中両方と距離をとる」と発言しました。
もちろん様々な違いがあることは承知で言いますが、例えばウクライナ問題で米国やアジアが「距離をとる」との態度でよいのでしょうか。
米中衝突に一歩前進してしまう発言ではないでしょうか。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VCR(バンガード米国一般消費財 サービス セクター ETF)
一週ごとに好調不調の両方によくふれます。
アマゾン、テスラの二大構成銘柄がそれほど良くない中、外食他が引っ張る展開でした。
感想は特にないです。
景気循環のタイミングとして考えるだけで、少なくとも持ち高を増やす考えはないです。
EPI( ウィズダムツリー インド株収益ファンド)
少しルピーが反転しています。
以前のアダニショックも少し落ち着いてきたでしょうか。
景気悪化の際に、金融システムが脆弱な新興国は危険です。
インドがもしその危険が少ないなら積極的に投資をしたいです。
三井物産
バフェットが商社株にポジティブな発言をしてくれたおかげですね。
商社株だけではく、日本株でも優良銘柄は長期的にしっかり株価は上がっています。
ただ、日本の長期の成長力を見ると日本株に投資をする気にはなれませんが。
悪かった銘柄
VCLT(バンガード 米国長期社債 ETF)
金利上昇傾向を反映しています。
信用不安が進むと急激に悪くなる可能性がありますが、一時的だと思いますので気にしないようにします。
持ち株の割合

リスクオンが進んだことにより、VDCよりVOOの方がシェアを高めています。
今後一方的にグロース株が上がり続けるとは思えないので、引き続き無理はしないようにします。
まとめと今後の投資方針
長期傾向としては特に新しい材料が出てきたということはありません。
景気後退が起こることを前提として、スタグフレーションまで視野に入れます。
生成AIの未来は私も疑ってはいません。
間違いなく便利になるでしょう。
そして皆が通常の仕事・生活で使うようになるでしょう。
ただしその経済規模はどれくらいになるでしょうか。
また、その利益はこれまでの情報技術の進化と同じように、GAFAMのようなハイテク企業に集中するでしょうか。
そのあたりはまだ決めつける必要はないので、幅広く構えておいてよいかなと思います。
小売りや日用品のブランドメーカーへの恩恵もかなり大きいかもしれません。
今の不況でハイテク企業から技術者が他の業界へ流れているようですし。
広く構えると同時にChat GPTを作ったOpen AIのような企業を見つけたいですね。