損益はマイナス5万円でした。
ブログに書くのにネタになりづらい変動のなさです。
S&P500と比べると1%良かったので、ディフェンス力は見られました。
買い増しは無しです。
為替が1%円高でしたので、株価が1%上がってちょうど相殺されてます。
引き続き厳しい市場環境が続きそうです。
ディフェンス力とは何かが問われますが、スタグフレーションの準備まで考えていきたいです。


アメリカ市場のうごき
労働市場がぐらつく
これまで、リストラのニュースが多くあっても労働市場は堅かったです。
ようやく踊り場を迎えるような指標が発表されています。
ADP新規雇用者数、新規求人、失業保険などが良くなかったですね。
一方で失業率、非農業部門雇用者数はまだ堅調でした。
引き続き多くの企業からリストラは発表されていますので、今後も悪化していきそうです。
景気指数も悪い
ISMの景気指数は製造業・非製造業ともによくなかったですね。
予想よりもかなり悪かったです。
これで株価がキープできているのが不思議です。
ヒートマップ
セクターによって細かく騰落が分かれました。
対話型AIへの期待でMicrosoft、Google、METAなどが好調であったことが全体をキープしています。
一方で半導体は悪いですね。
NVIDIA、AMDという超優良企業まで下がっています。
AMATなど装置も非常に悪いです。
需給バランスが厳しい状況であることを反映していますが、今年下期からの反転に期待です。

次回FOMC予想
前週末は利上げがないとする人と、0.25%の利上げを予想する人が半分づつでした。
0.25%の利上げが多数派になりましたね。
金融不安がやわらいだことと、労働市場の週末の統計が堅調であったことを反映しています。

米中競争が激化
関連するニュースが多いですね。
・マクロン仏大統領を厚遇する一方で、フォンデアライエン欧州委員長を冷遇
・蔡英文台湾総統とマッカーシー下院議長が会談。それに続く中国の報復演習。
・サウジとイランが北京で外相会談
などなど。
米国が中国に押されているように見えます。
景気もなんとなく中国が回復する雰囲気になっています。
私はこの辺り非常に怪しいく、振れ幅が大きい要素だと思っています。
私の良かった銘柄、悪かった銘柄
良かった銘柄
VHT(バンガード 米国ヘルスケア セクター ETF)
景気後退のシグナルから、ディフェンシブ株への回帰がありました。
頼りになります。
AIU( iシェアーズ ゴールド トラスト)
傾向としては有事の金です。
地政学の危険性がさらに高まれば、もう一段の高騰もあるのではないでしょうか。
ジョンソン & ジョンソン
ベビーパウダーの訴訟で支払額が確定したことから上昇しました。
以前この訴訟関係で大幅に下がったことがありますが。
いずれにしても、このような厳しい市場環境ですと頼りになる銘柄です。
悪かった銘柄
VCR(バンガード米国一般消費財 サービス セクター ETF)
前週はよかったので、一週ごとの動向を追っていても意味がないですね。
このセクターの一番のシェアを占めるアマゾンはサーバー事業の成長性が怪しくなってきました。
この懸念を払しょくする材料がないと積極的に買う意味はないですね。
むしろこのセクターからアマゾンとテスラを切り離してほしいです。
持ち株の割合

VHT、IAU、VCLTといったところが少しシェアを上げています。
こうして構成比をみるともう少し株以外を増やしたほうがよいでしょう。
まとめと今後の投資方針
特に日本では金融不安に対するニュースが少なくなってきました。
まだまだ有事モードだと考えています。
リーマンショックと違って連鎖倒産が起こる可能性が低いという人も多いですが、油断できる材料はないでしょう。
半導体の市況が悪化しています。
身の回りでも半導体不足が一気に回復したことを感じるのではないでしょうか。
自動車も、プレステも、他の家電もかなり供給量が上がってきました。
この辺りの需要が尽きたときもう一段半導体市況が厳しくなりそうです。
この辺りも含めて、投資方針は引き続き守りを固めたいです。
景気後退は避けられないことは大前提です。
そのうえで、インフレ、スタグフレーション両方に耐えられるようにしたいです。
インフレは現金が厳しく、デフレであれば現金の価値が上がります。
スタグフレーションであれば、インフレなので現金の価値が厳しいにも関わらず、不景気で株も厳しい可能性があります。
どちらでも耐えられるようにするには現金比率の管理が重要ですね。
また、不動産や他の商品に投資していない中で、私のPFではゴールドの重要性が増してきます。