【5/1週 米市場見通し】金融不安を乗り切れるか。米経済はいきなりの正念場。

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心配されているファーストリパブリックですが、JPモルガンとPNCが買収の最終入札をおこなったようです。
今週の市場はここをしっかっりと乗り切れるか次第です。

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米国市場

GDPが事前予想より大きく減速しました。
それにも関わらず雇用、個人消費が崩れていないとのことから、景気が極端に悪化しているとはみなされていません。

金融不安は当面はファーストリパブリック次第です。
リーマンショックの時も下位の投資銀行から順番に不安視され、買収がうまくできなかったところで政策が行き詰まりました。
今後、ファーストリパブリックの次はどこか?との議論になっていくのでしょうか。

データ発表予定

ISMの景気指数が発表されますので、直近の景気の判断材料になります。
最終的にそれを受けてFOMCがあり、FRBの政策金利が発表されます。
この段階でサプライズは起こせないでしょうからコメントに注目です。

個人消費が粘っているので、景気が大崩れしていません。
ただし、そろそろコロナで増えたマネーが無くなってくるはずです。
その時に、ここに変化が出てくるかに注目です。

決算予定

先週はAIでハイテクが堅調でした。
アマゾン、グーグルがやや軟調も、マイクロソフトに全体が引っ張られました。
今週はアップルは崩れることはないのではないでしょうか。

波乱含みは半導体や通信関連ではないでしょうか。
実績が悪いことは想定通りだと思いますがガイダンスをどう出してくるかに注目です。
世界の設備投資はどのように見られているでしょうか。
AMD、シスコ、クアルコムはとくに注目します。

クラウド事業の成長力が落ちていることと関連付けられると厳しいですね。
私としては半導体もクラウドもそれぞれ独立した問題の方が大きいと思いますが。

長期投資のピックアップ

中国
中国にとってウクライナ戦争の一番良い形は何でしょうか。
ロシアが優勢の状態で終結することでしょうか。
ダラダラ続いて欧米の関心も戦力もそちらに持っていかれることでしょうか。

私は「実は直接的にはそれほど関心がないのでは」とも思います。
中国の関心ごとは常に世論です。
インフレさえ起きなくて極端な結果(プーチン政権やロシア自体崩壊)にならなければよいのではないでしょうか。

それよりも国民に経済状況に不満を持たせないかが問題です。
半導体関係のサプライチェーン断絶はボディーブローのように効いてくるはずです。
そうなると、無理に覇権を取りに行くことをあきらめて、国力や世界での位置づけを軟着陸せざるを得なくなるのではないでしょうか

結論としてはアメリカが思ったほど地位低下しないかなと予想しています。