債務上限問題が前進しました。
米ドルのデフォルトは回避されそうな雰囲気です。
改めて冷静に米の経済状態を見つめないといけませんね。


米国市場
債務上限問題でバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が合意しました。
今後二年間の予算はほぼ現行のままで据え置くことが条件となりました。
低所得者向け医療保険の受給者が就労義務をすることを共和党は要求していましたが、これは盛り込まれまれませんでした。
今後議会での合意を目指します。
改めて景気や金融不安に市場の注目が移りそうです。
また、これまで米国の逃避先市場として日本が選ばれてきている部分がありますが、変化があるかも注目します。
データ発表予定

景気、雇用の指標が続きます。
特に雇用で変化があれば市場が動揺する可能性は大きいです。
景気悪化がひどくならないとの根拠は、ここが崩れないことですので。
決算予定

NVIDIAほど影響力のある決算発表はなさそうですね。
あえて言うならブロードコムはAI好調の流れを引き継げるでしょうか。
一般的には設備投資は良くないと思いますので、爆発的によい決算発表をするイメージはないです。
長期投資のピックアップ
ウクライナ戦争
5月のもう少し早い段階での反撃が予想されていましたが、今のところ陽動作戦くらいですね。
ワグネルの造反や、ロシアでのクーデターまがいのことが続いているので様子を見ているのかもしれません。
いずれにしても投資としてはものすごい不安定要素が残っていることと、去年のようにエネルギー問題が起こらない可能性は低いと思っておいた方がよいでしょう。
まとめ
債務上限問題は前進しました。
NVIDIAで盛り上がっている雰囲気がどこまで継続できるかが注目です。
これを見ながら、6月のFOMCを予測していく展開になりそうです。