中国の景気への厳しい見方が広まり、株価も下がりました。
確かに中国の人は資産防衛からお金を使わないようです。
一本調子で成長してきた中国に頼れなくなるかもしれません。



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中国経済への失速に懸念。
・5月米住宅着工件数
年率換算で163万戸と予想の142万戸より大幅に大きかった。
前月比では21.7%増。
住宅建築許可件数は149万件と予想の140万件を上回る。
前月比も5.2%増加。
住宅市場の堅調さをしめす。
・中国景気動向
中央銀行は0.1%の利下げを発表するが市場への悪影響を恐れ、予想ほど大きな幅ではなかった。
市場では中国が想定よりもさらに困難な市場運営を迫られるとみている。
また世界の想定需要にも悪い影響を与えるとみられる。
パウエルFRB議長の議会証言を控え様子見のムードもある。

景気が思ったより悪いとの判断ですね。
米国の市場の堅調さを、中国への懸念が吹き飛ばした形ですね。
ただし、米中摩擦のおかげでこれまで中国への懸念はハイテクを中心にある程度は織り込まれていたのではないでしょうか。
この辺りの冷静な見極めが求められていきますね。
セクター別、個別株

ヘルスケア以外は下落した。
ヘルスケアセクター +0.4%
厳しい市場の中の需要の底堅さの評価と、これまで下落が大きかった分持ちこたえた。
素材セクター -1.5%
中国市場の厳しい見込みから大幅に下落した。


NVIDIA、テスラは上昇ですね。
厳しい状況のなかでも、AI関連は比較的株価を保っています。
ここが崩れたら、、、ということは想定しておかないといけません。
長期投資として 中国経済について
市場は中国経済に黄色信号を感じました。
世界第二位の経済大国ですし、ここが落ち込むと世界需要のバランスも崩れます。
それよりも構造的な問題までならないか との懸念があります。
これまで中国のGDPの中で、不動産は30%を占めるといわれてきました。
そこが逆回転を始めるということは日本のバブルと同じです。
銀行も一般企業もが不良債権処理などで身動きが取れなかったのは私たちは身をもって知っています。
結局国全体が委縮してそのまま日本は立ち上がれていません。
中国は同じような道筋をたどらないでしょうか。
まとめ
中国への懸念から株価は下がっています。
一方で米国市場は崩れていません。
米国の景気も悪化するとのことは常に考えておく必要がありそうですね。