債券への投資への考えかた

資産運用
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インフレ・利上げで足元の債券の動きは下げが厳しいです。
しかし、取引額は株の数倍。重要な資産だと思いますので、いつもPFにどのように持っておくかの検討をしていたいです。

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債券と株の違い

株は一言でいうと企業の部分保有です。
部分的に企業運営にかかわれますが、会社がつぶれたときは一番最後にしかお金が帰ってきません。

一方で債券は企業や国が発行する借金です。
「いつまで借りるか」という期間があり、あらかじめ設定した利回りがあります。
これが債券の安定した収益の源ですね。また発行機関の信用で利回りが変わってきます。
「元本を払えない可能性があるなら、利子をたくさん払って」ということですね。

債券は発行途中で売買もできます。
よって債権の買い方は①満期まで持ってずっと利子をもらう②途中で売買することを前提とする という二つの考え方があるわけですね。

インフレ、利上げ下の債券

今のように利上げ局面で、世の中の金利が上がっていくと債券の価格は下がっていきます。
イメージとしては、新規で発行される債券が安い値段で発行されるので、それと同じ価格でないと、みんな買ってくれないということです。

そしてインフレにも弱いです。
うーん、今はよいことが何もなさそうですね。
無理にすぐに購入する必要はないでしょう。

PFの中での債券

債券は、株と違う動きをするので、PFに入れるとリスクが減らせるといわれてきました。
株は利上げ・好況で上がり、債券は利下げ・不況で上がるということですね。
そのため、PFの作り方の基本は国内外の株式、債券のバランスをとることです。

GPIF(日本の年金を運用している団体)から資料をお借りしました。
年金はこのような考えで運用されているのですね。

長期で安定を求められる年金運用の考え方は、私たちにも参考になるります。
オルカンやS&P500であれば株だけでよいという考えもありますが、債券やほかの資産とバランスをとったPFと比べるとリスクが大きいのではないかと思います。

債券の中でもVCLT(バンガード長期社債ETF)を買った理由

まずは単独銘柄ですとリスクが大きいと考えて、株と同じようにETFの購入を考えました。
様々な企業で債券ETFが設定されています。
バンガードでは長期、中期、短期など期間別と社債、公債などでわけて設定されています。

その中で私はVCLTをメインに購入していました。
以前は4%を大きく超える分配利回りがありました。
「債券でこれだけの利回りが取れて、リスクが減らせるならすばらしい」と考えました。

足元では利上げを反映して価格は80USD近くまで落ちてきました。
ただし、利回りは4%を回復してきそうです。

VCLTは債券としては変動が大きすぎるので、バンガードであればBND(バンガードトータル債券市場ETF)などがより一般的でしょう。
また満期保有の債券をもう少し考えてもよいかもしれません。

今後の債券の考え方

ここ数年は株が圧倒的なリターンだったので日本の個人投資家の目は向きませんでした。
しかし今後株価が不安定になれば見直されるかもしれません。
また、インフレ下では厳しいですが、これが落ち着いたときは強い資産になる可能性があります。

いずれにしてもリスクヘッジのためには非常に大切な資産です。
私としてはPFに適切に組み込むことを考えていきたいです。