引き続きCPI発表まち。景気が黄信号の中、注目度は高まる。

ニュース
スポンサーリンク
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ 応援のクリックをいただけたらうれしいです。

株価の動向
CPI発表を前に様子見ムードが広がる。

IMF 成長率見通し減速
 世界全体の成長率の予想をを2.8%として、1月の予測より0.1%下方修正した。
 アメリカは1.6%と0.2%引き下げ。
 金融不安が広がる場合は2%を切る可能性もある。

・NY連銀 ウィリアムズ総裁
 「インフレ率はまだ高い」
 「労働需要は依然として非常に強い」
 「利上げを一時停止した後、再開することはできる」
 インフレ警戒のタカ派の発言となる。

・CPIの発表事前予測
 前年比5.2%の上昇が見込まれる。
 ブルームバーグのエコノミストは「消費が弱いことを示すかもしれない」としている。

<br>

さあ、いよいよCPIの発表です。

今日(4/12)の21:30にCPIが発表されます。
投資家はお祭りムードでしょうか。

IMFの成長率予測が改定されました。
これを見ると先進国は厳しいですね。特に欧州に投資する気はなくなります。

一方でインドがますます魅力的に見えます。
特に2024年に向けては期待が膨らみます。

https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2023/04/11/world-economic-outlook-april-2023

セクター別・個別株
ハイテク大手が軒並み下落。

素材セクター +1.7%
 小型資源株が上昇。
 これまでの低迷していた分の反発か。 

テクノロジーセクター -0.7%
 決算発表を前にして不安定となる。
 特にMicrosoftの下げが厳しく全体を押し下げる。
 AIへの過剰期待の調整もあるか。


<br>

マップで見ると大型ハイテク株の下げを、残りの企業で支えているように見えます。

国債・商品・為替
金利高と景気悪化を反映。

・原油
 FRBの金融引き締め解消を見越した値上がり。
 OPEC減産も引き続き値上げ基調に寄与している。

<br>

OPEC減産は、今は西側に多少目をつぶられているでしょうか。
秋の欧州エネルギー不足のときににどうするかですね。

まとめ
引き続きCPI発表を前に様子見ムードが続いています。
あえて言うと、ダウが上昇、ナスダックが下落ですので若干のリスクオフ傾向でしょうか

いよいよCPIの発表です。
昨日はCPIが予想近辺であれば、これまでのように大きくは市場は反応しないのではないかと書きました。

事前予想より大きく低かった場合はどうでしょうか。
もちろん利下げを見越した株への買いは入るでしょう。
ただし金融不安がくすぶっていますので、景気後退はそちらの危険シグナルがともるかもしれません。

いずれにしても私はその流れに賭けることはできませんが。