景気後退の懸念がやわらぎ、株高が続く。




株価の動向
石油会社の決算と、指標が株価を支える。
指標、ニュース
・ファーストリパブリックバンク
救済方法が不明確として、株価は40%下落。
米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれる可能性が高いとの報道も出ている。
・PCEデフレータ
+4.2%と予想の+4.1%を上回る。
PCEコアデフレータも+4.6%と予想の+4.5%を上回る。
・シカゴ購買部協会景気指数(PMI)
48.6と43.2を大きく上回る。
決算
・シェブロン
利益が予想を上回る好調。
エネルギー価格の下落や石油・ガス生産量が減少したものの、精製部門が好調で全体を引っ張る。
・エクソンモービル
売上、利益ともに予想を上回る。
生産量を大幅に増やしていたことが分かった。

景気後退はないとの雰囲気です。
金融不安が再燃しかねないようなニュースもありますが、それでも株価は上昇しています。
金利の上限が見えてきたおり、その懸念が無くなっているからでしょうね。
とにかく個人消費が落ちないというところが、最近の株価を押し上げる支えになっているようです。

セクター別・個別株
エネルギー、景気敏感株が特に好調。
エネルギーセクター +1.4%
大手の好決算に引っ張られる。
資本財セクター +0.9%
各種指標から景気悪化懸念が後退したとして上昇した。
アマゾン
クラウド事業の成長悪化と業績の先行きに不安を感じて下落。


全面的に上昇ムードです。
金利が下がったことも、ハイテクを中心とした銘柄を押し上げる要因になっています。
エネルギーが上昇しましたが、秋ごろに一段の原油価格上昇の可能性はあると考えます。
その時はまた大きく上昇するかもしれませんね。
まとめ
市場の強気が続きますね。
ファーストリパブリックの問題は、特定できている問題なのでそこから金融不安は起こらないということでしょうか。
大手の業績や、システムまでの影響はないということでしょうか。
いずれにしても厳しい決算が予想された中で、大手ハイテクを中心として耐え抜いています。
これがダムの水位が上がっている状態なのか、景気悪化が本当に起こらないのか判断が難しいところです。
最近の株高で大きく儲けている方もいると思いますが、私は自分のペースを崩さないことに集中します。