株価はの上げ下げは読めないと割り切って気が楽になりました。
それを当てるのが株式投資なら私は気力、体力、根性すべて足りません。
株価はどうやって決まる?
企業の将来の利益を、今ならこれくらいの金額で買えるというのが会社全体の価格です。
難しくいうと「現在価値への割引」ですね。
理屈でいうと、それを株数で割れば「正しい株価」になるはずです。
今その会社の株を買うかどうかの判断は、その金額が妥当かどうかをわかる必要があります。
これは非常に難しいです。
①将来その企業がどれくらい利益をだせるかわからない。
投資の専門家は様々な分析を行い、その会社の経営者にインタビューし、チームで話あいながら評価を行っています。それでもなかなか当たりません。それを「普通の人」があてに行くのは無理ではないでしょうか。
例えばバフェットのいうように最低でも論文一本かけるレベルで分析して、経営者のインタビューもして・・・ということならわかるかもしれませんが。
会社員の方は自分の会社の利益の数年先の予測はできますか。私は全く自信がありません。「今儲かっている仕事」があと何年続くのかわかりません。新規案件がどれだけの確率で花開くか想像つきません。
ましてやほかの会社に至っては、、、と思ってしまいます。
②将来の価値を今の価値にどうやって直すか。
「金利で決まります」と言われます。割引率の前提が変わってくるという意味ですね。計算上の株価は確かにそれで正しいのかもしれません。ただ、企業の本当の価値が金利政策で変わってしまうというのは、感覚的には納得できません。
この二つから、正しい株価が「〇〇円だ!」と言うのは非常に困難です。
よって個別株の上げ下げは全く読めないです。
株価の全く別の考え方
世の中の経済活動の合計はGDPで表されます。この中のある部分が株主の利益になるとしましょう。すると株価はGDPに関係してくるはずです。
バフェット指数が絶対に正しいかはわかりません。
株は変動のリスクを取っているので、GDP成長率よりは利回りが高くてもよいと思います。
ただGDPの成長に比べて株価の上がり方が早すぎれば、おかしいのかな? と思います。
バフェット指数・・・
当該国の株式時価総額÷当該国の名目GDP×100。バフェット指標が100を超えると割高とされる。
「GDPに連動する」という考えが正しければ、株価は
①GDPが成長するか
②株主の利益はGDP成長より高いのか低いのか。
の二点だけ注視すればよいのかなと思っています。
無理な利益を追わないためにも、これくらいの感覚でインデックス投資をすればよいのではないでしょうか。
まとめ
「普通の人」が個別株投資をすることは非常に難しいと思います。
個別株で高い利回りを狙って成功することもありますが、確率的には厳しいと思います。
個別株で機関投資家を向こうに回して成功するためにはどれだけの努力が必要なのか、私は分かりません。
「みんなが儲かるものにのっかろう」くらいで十分ではないでしょうか。