景気関連の指標も順調にクリアしています。
金利は低下、株価は大きく上昇です。
米国の経済力は相対的には強いと感じます。



TOPニュース

概ね堅調との見方。
・5月小売り売上高
+0.4%と‐0.2%の予想に反してプラスとなった。
サービス分野の集計が少なくすべての状況を反映してはいないが、概ね堅調との見方。
・ニューヨーク連銀製造業景気指数
+6.6と予想の-15.6より大幅に良かった。
ただし、指標にぶれが多いので信頼性には注意が必要。
・フィラデルフィア連銀景況指数
-13.7と予想の-12.3よりも低かった。
インフレが順調に収束しているとの見方がされている。
・新規失業保険申請件数
26.2万人と予想の24.5万人を超える。
労働市場の引き続きの軟化を示す。
・ECB利上げ
0.25%の利上げを行った。
インフレは収束していないとして今後も利上げを続けることを示唆した。

労働市場の今後の変化は注目です。
なかなか景気が崩れないですね。
個人消費の底堅さが素晴らしいです。
労働市場が黄色信号を示していますが、まだ崩壊というような状況ではありません。
サービス関係で雇用を受け止めています。
短期で見ると株価は上昇していく要素が大きいですね。
セクター別、個別株

全てのセクターで上昇した。
ヘルスケアセクター +1.5%
前日にも急落しておりこのところさえない展開が続いたことへの反発。
通信サービスセクター +1.4%
引き続きAI関連を物色する動きが続く。
特に出遅れ銘柄に買いが入る。


業種を問わず好調です。
景気の楽観、金利下落の恩恵ですね。
NVIDIAなどに若干調整が入るなどバランスをとっているようにも見えます。
米国で長期で先行きに大きく影響を与えるニュースはありません。
海外ではECBの利上げ継続、中国の利下げと各国忙しそうです。
相対的には資金の向け先は米国との見方が続きそうです。
長期投資として 株価指標について
各種株価指標はノイズも多いですので私はあくまで参考レベルに、と思っていますが、、、、
足もとの状況はというとPERは22、PBRは4を超えています。
バフェット指数は1.5くらいでしょうか。
一般的には割高といわれる水準です。
これを正当化する説明は何とでもできると思います。
大手の金融機関が話せば説得力もあるでしょう。
歴史的に見たらマネー量が大きく高水準が続いてしまっているだけです。
アメリカの相対的な国力の推移で正当化できる数字ではありません。
もし平均的な水準になるように調整が入ると、逆資産効果はかなり大きそうです。
まとめ
今週の指標発表を乗り越えていきます。
力強い市場の動きです。
本当にこれだけ上昇してよいのかは常に考え続けます。