米国デフォルトの危機感が増す。市場は委縮して株価は続落。

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引き続き債務上限問題への不安から株価は下がっています。
アメリカは動揺しています。
ただ極端な動きではないので、個人としてもまだ大きな方針変更はとりません。

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指標、ニュース

債務上限協議の合意は不透明。

・債務上限問題
 具体的な進展が見られないため、市場はデフォルトを意識した動きとなった。
 マッカーシー下院議長はデフォルト回避を確信しているとした。
 イエレン財務長官は6/1に資金が枯渇する可能性があることを再び述べた。協議の妥結を求める。

FOMC議事要旨
 数人の参加者が引き続きの利上げの必要性を、別の数人が次回利上げ停止を主張していた。
 意見が分かれていたことが明らかになった。

・ウォラーFRB理事
 「6月に利上げを停止しても、銀行の融資が極端に厳しくならなければ7月に再度の利上げが適切」

・NVIDIA 1Q決算
 市場終了後に発表。
 売上:72億ドル(予想:65億ドル)
 EPS:1.09ドル(予想:0.92ドル)
 次期見通しも強気であり、株価は時間外で20%近い上昇となった。

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債券金利も引き続き上昇です。

債務上限問題への危機感が高まっています。
ギリギリで回避されることを祈りますが、私はどちらかに賭けるような株の買い方はできませんね。
また、ここでデフォルトを起こした場合、米経済界の政府への影響力の弱さが露呈します。
そんなことはないと思うのですが、、、

NIDIAが一社だけ異次元の決算発表をしてきました。
GPU最強企業として、AIブームの恩恵をダントツに多く受けています。
関連銘柄も時間外で上げていますが、上げ幅は限定的になっています。

セクター別、個別株

昨日と同じくエネルギー以外は全面安

素材セクター -1.8%
 中国の景気が強くないことを反映して金属材料などの価格が下落している。
 この流れを受けて、関連企業の株価もさえない。

不動産 -2.0%
 住宅市場は引き続きローン金利の高止まりで厳しい。
 今後も景気悪化・金融不安の中で銀行の貸出抑制が考えられる。

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厳しい流れですね。

ヒートマップを見るとやはりハイテク大型株がそれなりに株価を保っているように見えます。
明日はNVIDIAの決算を反映して少し反発も期待できるかもしれません。

まだ一気に3%、5%下がるような株価の大崩れは起こしていませんね。
市場参加者全員が債務上限交渉の合意を見守っています。

長期投資として

中国の景気の弱さが顕著になっています。
先週発表の指標では鉱工業生産、小売り売上高は予想を下回りました。
この辺りの統計はどこまで信用できるのかとの疑問は常にありますが。

実感としてもよい話はあまり聞かない印象です。
どこかで大企業の倒産、不正会計などがでると信用不安が一気に出るかもしれませんね。
流れが悪くなると米国との相対的な国力として、長期に響きます。

まとめ

引き続き債務上限の協議が続きます。
個人として株の全面引き上げや、逆にサヤを取りに行くような買い増しは考えません。
ある程度バランスをとったPFの下で、まずはXデイに向けて見守ります。