私も米国株への投資が中心です。米国が強い状態が続くと考えています。ただし、それが正解となるには前提条件があると思いますので、私の考えをまとめたいと思います。
私の考える米国株が正解の条件
私の考える米が優位な条件を3つあげます。
①先進国なのに人口が増えている
人口が増えて国全体が成長していればかなりの問題が覆い隠されてしまいます。人口動態は予測がしやすいのも大事ですね。労働力、消費者が年々減っていく日本からすると奇跡ですね。
②最大の経済規模の国
少なくともこれまでは圧倒的でした。基軸通貨とインターネットの設立者という強烈なジョーカーも持っています。いざという時の軍事力も大きな経済があってこそです。中国に対して今後優位なのかというのは問題点ですが。
③才能ある人を引き付ける魅力
これが最終的には中国やロシアに負けない根拠なのかなと思います。自分に才能があって世界のどこでもよい待遇で迎えてくれる場合を想定します。住みたいのはアメリカか中国・ロシアかどちらでしょうか。アメリカの文化や庶民に非常に多くの問題、分断があることは全く否定はしませんが、競合の可能性ある国に比べたらまだまだよいと思います。
中国はアメリカを抜くのか
近い将来に一度中国のGDPがアメリカを抜くのは間違いないでしょう。
ただし、超長期では再逆転との予測もあります。
参考:【今さら聞けない経済学】経済の大きさを知る大切さについて<https://nichigopress.jp/account/imasara-keizai/188428/>
中国がGDPでアメリカを抜いた時の世界を想像してください。
その時に住みたい国は中国でしょうか、アメリカでしょうか。
世界の国が支持するのは中国でしょうか、アメリカでしょうか。
中国は世界に対して、アメリカの「自由と民主主義」のような価値観を提供できるでしょうか。
*どちらがましかという話です。アメリカが絶対善とは全く思っておりません。アメリカの価値観の欺瞞も好きではないです。
また、中国の少子高齢化は激しくなっています。「私の考える米国株が正解の条件」の②が一時崩れたとしても、長期での優位性は米国にあるのではないかと思います。①③が優位であり続けることが前提ですが。
中国以外の国と比べて
長期で見たとき、他の国がアメリカより圧倒的に投資条件が良くなるということはないと思います。
ただし、今のように世界の株の時価総額の半分をアメリカが占めるという異常事態は続かないでしょう。シェアを落とすということは、世界の成長スピードよりも低くなる可能性があります。その場合インドやそのほかのアジア諸国、アフリカなどの国がより高い成長になるのでしょうか。
ただし、アメリカは一番の成長率の国ではないでしょうが、優位性がある限りはそれなりの成長は続けるでしょう。
まとめ
アメリカ株が優位な状態は続きますが常に前提条件が崩れないかを見続ける必要があります。私の投資の勉強のかなりの部分は、この前提条件の確認です。この前提条件がずれない限り長期ではアメリカを中心に投資を続けます。