おはようございます。
注目の金融機関の決算が続くなか、経済指標は堅調でした。




株価の動向
景気が堅調であることを示す指標から、株価も小幅高。
・4月 NY連銀製造業景気指数
10.8と予想の-18.1に比べて大幅に良かった。
前月の-24.6からも大幅な回復を示す。
新規受注が大幅に回復。
・新築戸建への米国建設業者の信頼感指数
45となり前月よりも上昇。
ローン金利の低下と在庫不足による。
上昇は4か月連続で上昇。
・銀行決算
ステートストリート、チャールズシュワブ、M&Tバンクが決算発表。
1Qの収益は良し悪しあるものの、現金流出は共通している。
市場では金融システムへの不安は広がらず。

素直に米国の底力はすごいと感じます。
大きな懸念がいくつもある中で、株価は上昇しています。
ただこれから決算が本格化する中で様子見もあるでしょう。
今週は引き続き金融機関の決算に注目です。

セクター別・個別株
堅調な経済指標を受け、概ね各セクターは好調。
不動産セクター +2.2%
市況回復の指標を受けて上昇。
これまで低下していた反発もあるか。
通信セクター -1.3%
Googleの大幅安に引っ張られる。
Googleはサムスン エレクトロニクスが検索エンジンをGoogleからMicrsoftのBingに置き換えるとの報道で下落。
対話型AI事業の苦戦を示す。


対話型AI=マイクロソフトくらいの認知になりつつあるでしょうか。
世界で開発競争が続きますが、一般消費者の認知度は圧倒的ですね。

国債・商品・為替
金利上昇懸念が続く
・国債
先週末のFRBウォーラー理事のタカ派発言から金融引き締めと見て金利上昇。
・ゴールド
金利上昇からゴールド価格は相対的な魅力減で値下がり。
・原油
中国のGDP発表を前に経済の回復力を疑問視。
ドル上昇も原油価格の重しになる。

これから金利が安定するなら、今くらいの水準が続くということでしょうか。
過度な金利安期待は要注意ですね。
まとめ
株価は上昇から始まりましたので、よい週明けでした。
バンカメ、GSなど金融機関の決算発表がつづきます。
市場では金融不安がなく乗り切れるだろうとの予想が広がっています。
一方で今週はJ&J、P&Gというディフェンシブ銘柄の王道企業の決算があります。
この辺りは原油価格低下もあって、決算はよいのではないかと期待しています。